砂防と防災
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砂防事業
床固群
流水によって川底や川岸が侵食されるのを防ぎ、水の流れる方向を安定させるとともに、川底の土砂が流れるのを防ぐために、河川を横切る工作物(床固工、帯工)を作ったり、川岸を守る工作物(護岸工)を作るなど、いろいろな対策を行っています。
床固工、帯工は、川底の土砂が流れるのを防いだり、河川の勾配をゆるくしたり、川の流れが左右に動く(蛇行する)のを防ぐ働きがあります。
護岸工 は川の流れが岸にあたる場所(水衝部)に設け、川岸が崩れるのを防ぎます。
これらの床固工や帯工などを川の流れに沿って何カ所かに設けたものを床固群と呼びます。川沿いの農家や人家が床固群によって守られています。(沼田市利根町平川:平川床固群)
最近では魚などの生き物の住む環境に配慮したり、景色やレクリエーションを楽しむことの出来る空間づくりも行われています。(沼田市利根町平川・千鳥:千鳥床固群)
床固群の整備によって、川沿いの人家や田畑が土砂災害から守られるとともに、公園なども整備されています。(片品村土出:土出床固群)