外環千葉県区間
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外環千葉県区間半世紀の歩み
第5章 より魅力的な松戸・市川となるために
都市部の貴重な公共空間としての可能性
2018年(平成30年)4月7日、国道298号に接する道の駅「いちかわ」がオープンし、市川市に新しい公共空間が生まれました。都心に最も近い道の駅として、市内外から多くの訪問者で賑わいを見せており、街の新しいシンボルになることが期待されています。
この他にも、標準幅員60mの外環を都市部の貴重な公共空間として捉え、松戸市、市川市、あるいは様々な市民団体と連携し、環境施設帯の下に下水幹線を敷設すること等による内水被害の軽減、外環の上部空間を利用した公園等整備による新しい街のシンボルの創出など、外環の空間を最大限に活用し、街の発展につなげる取組みを進めています。道の駅「いちかわ」
矢切富士見公園(松戸市)
自転車道・歩道
市川南7号幹線工事の様子
[TOPICS] 外環の整備にあわせた内水氾濫対策
市川南地区において、浸水対策事業としての「市川南7号幹線」を外環の環境施設帯の地下に整備しています。外環道路東側区域の雨水を江戸川に排出するために、大和田ポンプ場まで導く施設の一部です。これにより、雨水排水能力が約2倍に向上し、浸水被害が軽減されます。地域の期待と共に外環がいよいよ開通
工事が概ね完成しつつあった2017年(平成29年)以降は、関係機関の協力を頂きながら、イベントの開催やオープンフィールド(現場見学会)を通じて、情報発信の取組みを加速させました。
市や経済団体等が主催した外環の開通プレイベントでは、松戸・市川合わせて約4.5万人にも及ぶ本当に多くの皆様が現場に足を運んでくださるなど、外環の開通に大きな関心と期待が寄せられています。
半世紀に及ぶ事業の歴史を礎に、より魅力的な松戸、市川、そして千葉県を実現していくため、外環千葉県区間が、2018年(平成30年)6月2日全線で開通しました。MATSUDO DAN DAN HIGHWAY. 「春のコンサート&オープンフィールド」の様子
「外環道&道の駅 オープンフィールド inいちかわ」の様子
外環松戸サバイバルパークの様子
松戸まつりにおける 広報活動の様子
[TOPICS] 松戸・市川の新たな可能性
2017年度(平成29年度)に実施した市民アンケートでは、松戸市・市川市の新しい魅力として、「外環の歩道や自転車道で、散歩やジョギング、サイクリングを気軽に楽しめるまち」(回答率約45%)、「交通量が減少した市内の道路を会場としたお祭りなど、身近な公共空間で様々なイベントを楽しめるまち」(回答率約20%)を期待する声が多く寄せられました。