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外環千葉県区間

  • 外環千葉県区間半世紀の歩み

    第3章 多くの関係者にご協力頂いた用地取得

    都市部での3,000件に及ぶ用地取得

    松戸・市川市域の外環のルート上には、住宅地、商業地、工業地、農地等が存在し、これら約3,000件にも及ぶ土地を事業用地として取得することが重要な課題でした。
    用地取得にあたっては、所有者が困らないよう、緊急を要する場合の買い取り要望への対応や松戸市・市川市内での代替地の確保を行い、また、本格的な用地取得が始まった1996年(平成8年)以降は、関係機関にご協力頂きながら用地説明会の開催や個別説明、話し合い等に全力で取り組むことで、関係者ならびに地域の皆様からご理解・ご協力を頂けるよう努力を重ねました。

    外環建設の用地取得地の様子 外環建設の用地取得地の様子

    • 外環予定地の様子 外環予定地の様子
    • 用地調査の様子 用地調査の様子
    代替地案内パンフレット 代替地案内パンフレット

    [TOPICS] 代替地対策
    外環の用地取得にともない、松戸・市川の両市において多数の住宅、店舗、工場等の移転が必要となったため、代替地の確保は最重要の課題となり、両市の外環受け入れの際の要望事項の一つともなりました。
    事業者は松戸・市川市内で代替地の確保に努め、ダム事業以外の代替地対策としては最大級のものとなりました。
    1990年(平成2年)に松戸市、1998年(平成10年)に市川市において代替地の提供を開始し、地権者の皆様にご協力を頂くうえで一定の役割を果たしています。

    地域のご協力により用地取得完了へ

    2005年(平成17年)頃までに約80%以上の用地を取得させて頂きましたが、次第に取得が思うように進まない状況となりつつあり、開通時期への影響が懸念されていました。その一方で、多くの市民、地元行政、市民団体から早期開通への期待が寄せられており、松戸・市川両市からのご要望を踏まえ、市内の交通環境の一日も早い改善のため、取得済み用地を活用した国道部の先行整備を開始しました。
    2008年(平成20年)、用地取得の見通しが立たない場合に備え、任意での話し合いと並行して、土地収用法の手続きを開始することとなりました。
    2014年(平成26年)には、本線に必要な用地をすべて取得することができ、以後、開通に向け工事が最盛期を迎えていきます。

    外環事業予定地の様子 外環事業予定地の様子

    • 用地取得進捗状況に関する地域への広報 用地取得進捗状況に関する地域への広報
    • 東京外かく環状道路(千葉県区間)整備促進 市川・松戸市民会議による広報活動 東京外かく環状道路(千葉県区間)整備促進 市川・松戸市民会議による広報活動
    有識者懇談会の様子 有識者懇談会の様子

    [TOPICS] 有識者懇談会の開催
    事業の円滑な推進に向けた方策について、地元や民間の意見や知恵を積極的に聴取し、活用することを目的に、「外環千葉県区間に関する有識者懇談会」が2006年(平成18年)1月から4月まで3回開催されました。
    有識者懇談会では事業にご協力頂いた方の想いや早期開通を願う多くの声を広く伝えることなど、地域が事業者と協力していく具体的な行動方針がとりまとめられました。

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