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外環千葉県区間

  • 外環千葉県区間半世紀の歩み

    第2章 地域にご理解頂き都市計画を変更

    地域のご理解に向けて

    1987年(昭和62年)、建設省関東地方建設局長(当時)は、千葉県知事にルート・構造の再検討を行った建設計画を通知しました。
    路線の役割や地域の声を踏まえ、ルートについては当初の都市計画のとおりとしつつも、構造については掘割スリット構造を基本として、植樹帯等の環境保全空間を確保すること、また、本計画について地元の理解と協力を得るべく努力することが伝えられました。県知事は、松戸市長、市川市長に対し、この建設計画に関する検討を求め、事業者から沿線地域に対する本格的な説明が始まりました。
    市議会での審議や地元説明会、広報誌等によるお知らせなど、行政や自治会等多くの皆様にご協力頂きながら、あらゆる方法で地域のご理解を頂く努力が進められました。

    説明会の様子 説明会の様子

    外環の計画や事業進捗等について地域に伝える情報誌として昭和63年に創刊された「みどりの道」 外環の計画や事業進捗等について地域に伝える情報誌として昭和63年に創刊された「みどりの道」
    外環特別委員会 初回会合当時の新聞記事(昭和63年千葉日報) 外環特別委員会 初回会合当時の新聞記事(昭和63年千葉日報)

    [TOPICS] 開通までに200回以上開かれた外環特別委員会
    1987年(昭和62年)12月、市川市議会に設置された外環道路対策特別委員会(現 外環道路特別委員会)は外環のルートや構造、環境などについて議論する場として、委員長、副委員長以下11名の市議会議員により構成されています。
    委員会は2016年度 (平成28年度)末までに207回開催され外環に関する様々な議論が行われてきました。

    地域の受け入れを経て都市計画変更へ

    松戸市・市川市の検討を経て、1989年(平成元年)に松戸市長から、1993年(平成5年)に市川市長から、要望事項を付して提示案を受け入れる旨の回答がなされました。その後、千葉県による都市計画変更や、環境影響評価の手続きが実施され、1996年(平成8年)に現在の計画に変更となりました。
    市川市から付された9分類22項目の要望事項をはじめとする松戸・市川両地域からの要望や環境影響評価の内容については、県市等のご協力を頂きつつ、事業進捗の中で実現に向け最大限の努力をしてくこととなります。

    半地下構造 半地下構造
    環境施設帯 環境施設帯

    [TOPICS] 地域からの要望を踏まえた計画変更
    計画の再検討にあたっては、沿道の環境保全を図ることやうるおいのある緑豊かな空間を創出すること等を基本事項として構造検討しました。その結果、高速道路部を地下に入れるとともに、地上部には環境施設帯を設置することで、植樹帯や遮音壁による沿道の環境保全、また、歩道、自転車道、横断歩道橋の設置により日常のスムーズな移動を確保する計画となりました。

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