首都圏広域地方計画シンポジウム「日本における首都圏の役割を探る」を開催しました。
首都圏広域地方計画シンポジウムを3月5日(水)、横浜ランドマークプラザ5F、ランドマークホールにて開催しました。
これは、平成19年10月に首都圏広域地方計画プレ協議会が開催されたことに伴い、首都圏広域地方計画策定に向け、首都圏の地域づくりについて、関東周辺の関係者をはじめ広く一般の方々と考えていくことを目的として開催したものです。
当日は、300名を超える方々が参加され、基調講演やパネルディスカッションを通じて、首都圏の地域づくりについて新たな意識を持たれたようでした。
「首都圏における国土形成計画」
屋井 鉄雄氏
(東京工業大学大学院総合理工学研究科教授)
国土形成計画の内容を受けた、首都圏広域地方計画の検討状況として、首都圏の果たすべき3つの役割
「(1)世界・東アジアのリーディング圏域としての役割」
「(2)日本の首都機能を有する圏域としての役割」
「(3)首都圏域の人々が暮らし、働く場としての役割」と、
新たな首都圏の目指すべき5つの方向
「(1)日本全体を牽引する首都圏の国際競争力の強化」
「(2)人口4,200万人が暮らしやすく、美しい地域の実現」
「(3)安全で安心な生活が保障される災害に強い国土管理・危機管理体制の確立」
「(4)良好な環境の保全、創出」
「(5)多様な主体の交流・連携がより活発な圏域の実現」
についての実例や統計データなどを交えて説明や、また、行政だけではなく、「新たな公」といわれる方々、地域住民やNPO、ボランティアといった方々と一体になって進めていくことが望ましい、などのお話がありました。
「住んでよし、訪れてよしの首都圏について考える」をテーマにしたパネルディスカッションでは、ご参加いただいた方々より、生活、交通、環境、観光、国際関係といった観点から、さまざまな「住んでよし、訪れてよし」についての意見が交わされました。
<コーディネーター>
平野 啓子 氏
(語り部、かたりすと、キャスター)
<パネリスト>(写真左から順に)
屋井 鉄雄 氏
(東京工業大学大学院総合理工学研究科教授)
マリ クリスティーヌ 氏
(異文化コミュニケーター、国連ハビタット親善大使)
安島 博幸 氏
(立教大学観光学部観光学科教授)