鬼怒川とダムの紹介
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洪水の記録
平成23年9月台風15号
台風15号による、鬼怒川上流ダム群での降雨は、19日17時頃から降り始め、累加雨量としては、五十里ダム流域で204mm、川俣ダム流域で238mm、川治ダム流域では287mmに達しました。
五十里ダムでは、ダム湖に流入する水量として、最大で毎秒641m3に達しましたが、ダムから下流へは毎秒447m3に低減して、毎秒194m3はダムに貯め込む操作を行いました。
川俣ダムでは、ダム湖に流入する水量として、最大で毎秒531m3に達しましたが、ダムから下流へは毎秒345m3に低減して、毎秒186m3はダムに貯め込む操作を行いました。
川治ダムでは、ダム湖に流入する水量として、最大で毎秒1144m3に達しましたが、ダムから下流へは毎秒394m3に低減して、毎秒750m3はダムに貯め込む操作を行いました。ダム下流の川治温泉地点(男鹿川)では約0.5m、大川筑地点(鬼怒川)では約0.9m、鬼怒川温泉地点(鬼怒川)では約5.5mの水位低減効果があったものと推測されます。
(注)水位低減効果については、ダム最大調節量をダム下流河川の代表地点における水位・流量相関式をもとに推定したものです。