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横浜から保土ヶ谷へ

 神奈川宿

 見川橋で鶴見川を渡ると、かつての鶴見村に入る。川崎宿の浮世絵にも鶴見村を題材にしたものが見られる。

 橋を渡った少し先の左側には、「鶴見橋関門旧蹟」の碑が立っている。この関門は、横浜開港後に警備のために設けられたものである。



鶴見川橋
写真
平成8年(1996)に新しく竣工し、モダンなデザインが人気を呼んでいる。




東海道絵巻 神奈川宿 (部分) 
横浜市歴史博物館蔵

東海道絵巻

中央に見える豪奢な建物が神奈川御殿と思われる。

 見村の集落は、東海道に面して続いており、
旅人を目当てとした茶屋が存在し、米饅頭(よねまんじゅう)が名物として知られていた。また、村の西側には子育て信仰の対象として知られた東福寺(子生観音=こいけかんのん)がある。周辺の景観はかなり変わってはいるが、丘陵部に存在する境内という雰囲気は十分にうかがうことができる。


クリップ神奈川宿の街道図

神奈川宿の街道図

(注)赤い線が東海道です。赤い点は遺跡・史跡です。厳密には江戸時代のコースと異なる部分があります。





index 各節ごとに遺跡・史跡を説明しています。(各節をクリックしてください)

第1節

@生麦魚河岸通り、A生麦事件の碑

第2節

Bオランダ領事館跡、C熊野神社、D神奈川地区センター(高札場)、E慶運寺(幕末のフランス領事館跡)、F成仏寺

第3節

G権現山、H洲崎大神

第4節

I本覚寺(アメリカ領事館跡)、J神奈川台の関門跡、K台町



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