東海道の北側を走る国道一号沿いに、かつての平塚新宿・八幡村・馬入村三カ村の鎮守であった平塚八幡宮がある。 この八幡社は相模国の第五の宮で、建久三年(1192)、頼朝が北条政子の安産祈願として神馬を奉納している。 かつて、ここの鳥居は東海道沿いにあった(現在は境内内)。明和二年(1765)の建立で、万延元年(1860)に再建されている。 鳥居の左右柱に氏子をはじめ、市域を中心に淘綾郡・高座郡・愛甲郡などの広い範囲で、計三百五十八の姓名・村名が刻まれる。 Aお菊塚 怪談『番長皿屋敷』の主人公お菊にちなんだ塚。お菊は平塚宿の役人真壁源右衛門の娘で、江戸の旗本青山主膳に奉公した折、家宝の皿を紛失したため手打ちにされた。 |
@平塚八幡社の鳥居 国道一号沿いに堂々たる鳥居が立っている。伝承では仁徳天皇の世に応神天皇を祀って創建されたといわれ、相模国の第五の宮である。境内北側が八幡山公園となっており、裏手には平塚市役所、平塚市博物館、平塚市美術館がある。 平塚八幡社の本殿 |
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