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砂防と防災

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    平成16年9月噴火時の状況

     9月1日に21年ぶりに爆発して活動を再開。9月1日の爆発は、大きい爆発音と空振を伴い、噴石を飛散、山頂の東北6kmまで最大3cmの火山礫が降下、北東方向の群馬県・福島県(最も遠いところは相馬市)の一部で降灰。
     9月14~18日 小噴火がしばしば発生、特に16日未明~17日夕方はほぼ連続的に発生。南東の軽井沢町には多量の降灰があり、群馬県・埼玉県・東京都・神奈川県・千葉県(最も遠いところは勝浦市)の一部でも降灰。この頃火口底に新しい溶岩が出現。
    9月23日 爆発。中程度の爆発音と空振が発生。爆発地震により軽井沢町追分・御代田町御代田で震度1。山頂の北北東4kmに最大3cmの火山礫が降下、北北東方向の群馬県・新潟県・山形県(最も遠いところは東根市)の一部で降灰。
    9月29日 爆発。弱い爆発音と空振が発生。爆発地震により軽井沢町追分・御代田町御代田で震度1を観測。山頂の北4kmに最大4cmの火山礫が降下、北から北北東方向の群馬県嬬恋村・長野原町・草津町等の一部で降灰。
    11月14日爆発。大きい爆発音と中程度の空振を伴い、山頂の東4kmに直径4~5cm火山礫(最大は7.5cm)が降下、長野県、群馬県、栃木県の一部で降灰。

    出典:日本活火山総覧(第3版)(気象庁編2005)

    噴火前画像

    噴火前画像(平成15年10月10日撮影) 平成15年10月10日撮影

    噴火後画像

    噴火後画像(平成16年9月3日) 平成16年9月3日 アジア航測株式会社撮影

    赤の斜線は噴火前画像と比較して火山れき等の堆積により変化が見受けられる部分。
    拡大写真の目視及び9月16日のヘリコプター現地調査による。

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