砂防と防災
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火山対策事業
火山災害とは?
火山の活動によって発生する溶岩流、火砕流、溶岩泥流、火山噴出物などによって、人の命や家などの財産が脅かされる災害です。
被害の及ぶ面積が大きく、火山活動の後にも土石流などの土砂災害が増えるなど、被害が後々まで長く続きます。人家に迫る雲仙普賢岳の火砕流(長崎県島原市:平成5年5月23日)
火砕流は何百度という高温の岩や火山灰や軽石が高温のガスと交じり合って、一気に地表を流れ降りてくる現象で、時速100kmに達することもあります。
人家を埋め尽くした雲仙普賢岳の火山泥流・土石流(長崎県島原市:平成5年6月20日)
火山泥流は土石流の一種で、火山灰や土砂などが雨水や噴火の熱による雪解け水とともに流れてくるものです。流れの時速は数10kmにもなり、大きな岩石が混じると、その破壊力はすさまじいものとなります。