砂防と防災
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地すべり対策事業
譲原地すべり
利根川水系砂防事務所では、藤岡市の譲原地区において、大規模な直轄地すべり対策事業に取り組んでいます。
地すべりとは?
水がしみ込みにくい地層と、その上側のしみ込みやすい地層との間に、雨水や地下水がしみ込んで、上側の地盤全体が動き出す現象です。
地すべり発生のメカニズム
雨水や地下水が、しみ込みにくい地層とその上のしみ込みやすい地層の間に入り込むことが、地すべり発生の主な原因です。
地すべりを防ぐには?
地中へ水がしみ込まないように地表面に排水路を作ったり(水路工)、地中の地下水を集めて抜き取るための井戸(集水井工)や排水トンネルを作ったりします。【抑制工】
さらに、地盤の動きを止めるために、地表面から土中深くまでとどく丈夫な杭をたくさん打ち込んだり(杭工)、地すべり斜面の下の方で、地盤を固定するための工事(アンカー工)を行う予定です。【抑止工】譲原地すべり対策で計画されている工事
譲原地すべり地区
譲原地すべり地区は、すべり面の深さが約40~50メートル、移動する土砂の量が約2,000万立方メートルと大規模なものです。
譲原地すべり地区の鳥瞰イラスト