事業概要
-
事務所の事業
光ファイバー計画
光ファイバーで情報ネットワーク構築
光ファイバー計画とは、多様化する川の管理を効率的・合理的に行うため、情報の高度化や省力化を可能にする光ファイバーケーブルを利根川の左右両岸に敷設し、流域の自治体や関連機関にも利用可能なネットワークを構築するというものです。
高度な河川管理の実現を図る
利根川には、水門やポンプ場などたくさんの施設があり、これらの操作を行うための雨量や水位などさまざまなデータが必要です。光ファイバー網が実現すると、橋に設置された遠隔操作カメラ(CCTV)と電光掲示板によって施設監視と情報提供を行う、水門や排水機場は遠隔操作で管理する、河川敷にCCTVを設置し利用状況の把握と緊急事態に備える等々…、河川の多様な情報を迅速・的確に管理できます。
流域の情報ネットワーク基盤として
また、洪水時における雨量・水位、浸水状況等や、地震時における被害状況・避難場所等の情報提供が可能なほか、自治体や住民が災害に備えるための情報交流を実現します。さらに、情報ネットワークで利根川の自然や流域の情報を提供し、川に親しみ学ぶ活動が可能になります。そのほか、流域の各CATV局が河川管理光ファイバーにより互いに結ばれ、インターネットや通信回線、企業ネットワークが相互に乗り入れることで、誰もが利用できる情報ネットワークとしての役割も可能となります。
図III-21 光ファイバーによる将来の河川管理
図III-22 光ファイバー情報通信システム