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みちづくり

  • 道路の防災対策

    安全と安心を最優先に行う「道路事業」防災対策

    災害の早期発見から復旧まで

     建物が密集した市街地から、県内でも有数の山岳地帯を通過する国道を、安全で安心して通行できるように、災害に強い道づくりを推進します。また、万一災害が発生した時には、災害箇所の発見から復旧まで速やかに行います。平成14年7月に上陸した台風6号の降雨により被災した、国道17号みなかみ町永井地先では通行止めから、応急復旧(片側交互通行)、災害復旧完了まで迅速に行われました。

    • 復旧完了後の道路の写真 復旧完了後-災害復旧完了により2車線確保(平成14年12月20日)
    • CCTVカメラ映像 CCTVカメラ映像(みなかみ町永井地先)-台風6号により道路全面通行止め(平成14年7月10日)
    復旧作業中の写真 復旧作業中-応急復旧作業により片側交互通行確保(平成14年7月15日)

    阪神大震災クラスの揺れにも耐える橋梁へ

     高崎河川国道事務所が管理している国道は、地震などの緊急時に、主要な防災拠点(行政機関・公共機関・医療拠点・自衛隊等)を結ぶ重要な輸送道路となります。阪神大震災クラスの地震に、万一襲われたとしても倒壊することがないよう、橋梁の耐震補強工事を計画的に進めています。

    • 落橋防止装置の写真 群馬大橋(落橋防止装置)
    • 橋脚補強と落橋防止装置の写真 上佐野高架橋(橋脚補強と落橋防止装置)

    電線類の地中化で新しい街づくり

     電柱によって地上に張り巡らされている電線類は、街の空を狭くし景観を損ねるうえ、火災発生時における消火活動の妨げとなり、さらに、台風・地震などの災害時に切断されて感電による2次災害を招くなど、多くの問題点を抱えています。これらを解決するのが、電線類をまとめて歩道の地下に収容する施設「電線共同溝(C・C・BOX)」です。

    • 50号前橋市天川大島町の写真 整備予定地区(50号前橋市天川大島町)
    • 50号前橋市三河町の写真 整備完了地区(50号前橋市三河町)

    街の地下を走る電線共同溝のメリット

    家族とみちのイラスト

    1. みんなにやさしい道になります
     電線類や電柱がなくなると信号機や道路標識が見やすくなるうえ、歩道が広く使えるためお年寄りやベビーカー、車椅子を利用する人にも安全で歩きやすいバリアフリーの歩行空間が生まれます。

    兄と妹が歩道橋をわたっているイラスト

    2. 美しい街をつくります
     電線類や電柱が街から一掃されると、美しく新しい街並が誕生します。さらに景観の向上により安全で快適な都市空間がつくられ、観光・商業施設へのイメージアップなど地域の活性化にもつながります。

    地下を走る電線のイラスト

    3. 災害から暮らしを守ります
     阪神・淡路大震災においては、電柱が倒壊し復旧時において電力の供給が遅れるなど、人々の生活に大きな影響を与えました。この教訓を踏まえて、電線類の地中化により安定したライフラインを確保します。

    災害に備える万全の体制と情報網

     さまざまな災害に備えるため、道路監視カメラや雨量計・落石センサーなどを設置し、高崎河川国道事務所道路情報室では24時間体制で道路を監視しています。災害時には、災害対策室にて各種のデーターや画像を収集し、対策の検討が行われ、現場の対策本部車に伝えられ復旧にあたります。また、迅速で正確な情報を道路利用者に伝えるため、道路情報板や道の駅・情報ターミナルなどで情報を提供しています。

    情報網のイラスト
    • 道路情報室の写真 道路情報室
    • 災害対策室の写真 災害対策室
    • 対策本部車の写真 対策本部車
    • 道路情報板の写真 道路情報板
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