鬼怒川は急流河川であり
これまで大きな洪水による被害をもたらしてきました。
鬼怒川・小貝川ではこれまで流域に大きな恵みをもたらしてきましたが、時にはこわい災害を起こす川でもありました。特に昭和初期から25年頃までは2から3年に1回、鬼怒川・小貝川のいずれか、あるいは両川で洪水が発生し、大きな被害に見舞われました。近年では、昭和56年、61年に小貝川の堤防が決壊し流域市町村が濁流におそわれ、多くの家屋が床上、床下浸水の被害を被りました。
鬼怒川は、その上流に急峻な山々が連なっており、河川の勾配も大きく、降雨の影響を受けやすいといった特徴を持っています。近年は、上流部にダムが完成したことにより、洪水調整が行われ、洪水被害を低減することができました。
河川名 | 鬼怒川(石井地点) | |||||
洪水 年月日 |
S10年 9月 |
S13年 9月 |
S22年 9月 |
S24年 8月 |
S57年 9月 |
H14年 7月 |
流域平均 3日雨量 |
− | 294 | 300 | 286 | 297 | 325 |
水位 Y.P + m |
栗橋 1.35m 佐原 1.47m |
4.08 | 3.80 | 4.25 | 1.78 | 1.75 |
ピーク 流量 (m3/s) |
2,200 | 5,401 | 4,024 | 5,700 | − | 2,837 |
原因 | 台風による温暖前線の活発化による豪雨 | 台風による豪雨 | 台風(カスリーン台風)による豪雨 | 台風(キティー台風)による豪雨 | 台風の影響に伴う秋雨前線の活発化による豪雨 | 台風(6号)による豪雨 |
昭和13年洪水 |
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洪水状況 | 洪水状況(筑西市下館駅前) |
平成14年7月洪水 |
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洪水状況(鬼怒川18km左岸) | 洪水状況(鬼怒川石下水位観測所) |
洪水状況(東蓼沼橋) |