宮ヶ瀬ダムについて
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宮ヶ瀬ダムとは
ご存知ですか、宮ヶ瀬ダムのこと
皆さんは、宮ヶ瀬ダムのことを知っていますか? 東京都心から約50km、横浜や川崎の市街地から約40kmという近さの場所にある、首都圏最大のダムです。宮ヶ瀬ダムは皆さんの暮らしや安全を守るために、平成13年に神奈川県のほぼ中央を流れる相模川に注ぐ支流のひとつ、中津川に完成しました。
この宮ヶ瀬ダム建設によって生まれた人造湖の宮ヶ瀬湖は、現在、神奈川県に欠かせない水源地となっています。恵まれた自然環境と、東京、横浜から日帰り圏内にあるというロケーションから、自然公園としての機能をもった首都圏近郊の観光スポットとして、年間を通じてたくさんの方々がここを訪れています。多くの方々のご理解のもとに完成。環境対策も万全です。
宮ヶ瀬ダムの建設にともなって、多くの方が移転を余儀なくされました。水没した土地の面積は4.6km2、移転戸数は281戸。たくさんの人たちのご理解とご協力のもとに、この宮ヶ瀬ダムは建設されたということをおぼえておいてください。
また、宮ヶ瀬ダム建設にあたっては、周辺の豊かな自然と生きものに与える影響を最小限におさえ、完成後も環境を守っています。そのために森や草花を育てる緑化事業や、いろんな生き物の棲める空間を取り戻すビオトープ事業など、さまざまな対策をおこなっています。かけがえのない自然を守り、育て、次世代へ伝えます。
かけがえのない水道水を供給したり、便利な電気をつくったり、大雨のときなどの洪水を防いだり。ダムは私たちの快適で安全な暮らしに大きく役立っています。さて、この宮ヶ瀬ダムには「宮ヶ瀬湖憲章」というものがあります。湖の水をみんなで大切にすることや、美しい周辺の自然環境をみんなで守ることなどをまとめたものです。この中で、自然を大切にして、守り、育て、次の世代に伝えていくことを宣言しています。これからも地元町村や神奈川県と協力し合いながら、多くの人たちに親しまれる場所としての整備を進めていきます。
宮ヶ瀬ダムの諸元
ダム 位置:左岸 神奈川県相模原市緑区青山地先
神奈川県愛甲郡愛川町半原地先右岸 神奈川県愛甲郡清川村宮ヶ瀬地先
神奈川県愛甲郡愛川町半原地先型式 重力式コンクリートダム 堤高 156m 堤頂長 375m 堤体積 約2,000,000m3 非越流部標高 EL. 290.0m 貯水池 集水面積 213.9km2(うち導水面積112.5km2) 湛水面積 4.6km2 総貯水容量 193,000,000m3 有効貯水容量 183,000,000m3 常時満水位 EL. 286.0m サーチャージ水位 EL. 286.0m