技術公募
衛星受信不感区間における高精度測位技術公募結果の公表について
国土交通省では、センシング技術(走行映像、3D点群)を活用したインフラ管理技術の構築や生産性向上に向けた技術実装を推進させるため、トンネル内や高架下などの衛星信号不感区間でも測位可能な技術についての技術公募を実施し、今般、検証結果を取りまとめましたので公表します。
公募には7社、9件の応募があり、提案された技術は令和2年度に現場フィールドにて技術検証を行い、測位精度等を確認しました。
技術検証の結果、衛星受信不感区間においても、道路巡回での位置情報等の確認が可能となる測位がリアルタイムに実施できることが確認されました。応募技術の中には、高い精度を達成するものも存在し、また、汎用機器(スマホ等)にて利用可能な技術もありました。
なお、精度向上に向けた課題等も確認され、今般結果を公表することにより今後開発が進み、より安価に道路巡回・構造物点検に適用できる測位技術の実装が期待されます。
1.公募技術
対象技術I:GNSS衛星信号が受信できないもしくは測位精度が著しく低下する高架下等で高精度測位可能な技術
対象技術II:GNSS衛星信号が受信できないトンネル内(閉断面)等で高精度測位可能な技術
2.公募期間
令和2年9月30日(水)から同年10月27日(火)
3.技術検証結果
下記のリンク先からご覧ください。
衛星受信不感区間における高精度測位技術を募集します(※募集は終了しました)
国土交通省では、社会資本の老朽化対策において新技術等の積極的な活用に取り組んでいます。
走行映像や三次元点群データ等のセンシングデータをインフラの維持管理に活用するには、位置情報を正確に図る(測位)技術との組合せが求められます。
しかし、トンネル内部や高架下部等の衛星受信不感区間において、従来技術(慣性計測装置、走行距離積算計等)では正確な測位が困難な場合があります。
このため現在、技術開発されている衛星受信不感区間の測位技術のインフラ維持管理分野への適応性を検証するために公募を行います。
1.公募対象技術
次の対象技術I又はIIの技術を公募します。提案された技術は令和2年度に現場実証もしくは研究フィールドで試行し、今後、インフラ維持管理での導入を促進します。
対象技術I:GNSS衛星信号が受信できないもしくは測位精度が著しく低下する高架下等で高精度測位可能な技術
対象技術II:GNSS衛星信号が受信できないトンネル内(閉断面)等で高精度測位可能な技術
2.主な要件
・募集対象者は、民間企業(ベンチャー企業を含む)・大学・研究機関等の他、建設業者からも広く募集するもので、個社やコンソーシアムによる参加も可能としています。
・試行を通じて実用化の確認ができる技術を募集しています。
3.公募スケジュール
令和2年9月30日(水)公募開始
令和2年10月27日(火)公募締切
令和2年11月下旬(予定)審査結果公表・通知
4.選定技術
7者の応募技術を特定しました。今後、研究フィールドでの試行を行います。
詳細は、下記のリンク先をご覧ください。