埼玉の道づくり
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上尾道路
江川地区 工事による湿地環境への影響を低減するための取り組み
施工業者への周知徹底
「江川地区工事ハンドブック」を作成し、江川地区の工事現場で働く作業員一人一人に環境教育を行うとともに、施工時における留意点等の周知徹底を図りました。
施工業者への環境教育状況
外来種の持込み防止
外来種の進入を防止するため、工事現場に立ち入る際は靴底の洗浄や靴の履き替えを徹底しました。
靴底洗い場の設置
靴の履き替え
希少植物の生育地立入り防止
作業員の不要な湿地への立入りを防止するため、立入り防止柵や立入り禁止看板等を設置しました。
なお、植物への日照に配慮し、立入り防止柵には、全面メッシュタイプを採用しています。全面メッシュタイプの立入り防止柵の設置
立入り禁止看板の設置
水質汚濁の防止
道路排水は浄化施設で濾過し、水質状況を確認のうえ、江川に排水しています。
移植植物の保全対策
移植地(湿地保全エリア)及び移植対象種の生育箇所において、地下水の状況及び植物の生育状況の確認を実施しています。
散水状況(湿地保全エリア)
散水状況(移植対象種生育箇所)
周辺環境への配慮
1. 騒音・振動防止等
低騒音型機械の採用し、さらに重機の作業出力を80%以下に抑えることにより、重機からの騒音を低減 発電機が動いているときの騒音を軽減するために防音シートを設置 工事粉じんの監視 仮桟橋の段差を解消し、ダンプ等が走行するときの騒音・振動を軽減 2. オイルやセメントの流出防止等
機械オイルやセメント等の流出を防止するためにフェンスを設置 油漏れを防止するために油圧ホースの外側にカバーを設置 湿地環境を良好に保つために重要である湧水源に土砂が流出しないように防止柵の設置 工事による土砂が飛散することを防ぐための養生シートの設置