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かわづくり

  • 伝統的治水施設の保全と整備

    粘土節

    粘土節

    粘土節の音声

    粘土節の由来

    • 田富ふるさと公園
    • 粘土節案内板

    明治18年の台風による大雨で釜無川が氾濫し、甲府盆地一円が泥砂と化した水害がありました。時の政府は、関係機関に釜無川の堤防の改修工事を命じ、沿川の地域住民は老若男女を問わず総動員してこの工事に従事しました。
    この頃の土木工事は全て人力で行われ、人々は杵や平打や畚(もっこ) を用いて、日夜作業に精魂を傾けました。こうして、7年の歳月が費やされ、立派な堤防が築かれました。その時、工事に従事する人達の中に小井川村(現在の中央市)山之神から働きに来ていた「お高」という美しい娘がいました。お高は作業中、同じ働く人達を励ますかの様に美しい声で作業歌を唄いました。その美声は聞く人の心をなごませ、その歌は作業していた人達にも唄われるようになりました。おかげで作業は捗り、堤防は予定通り完成したと伝えられています。その時唄われていた作業歌が「粘土節」です。
    田富町(現在の中央市)では、お高と粘土節が釜無川の築堤工事に果たした功績を称え、昭和5年(1981年)「粘土節」を町の無形文化財に指定しました。
    その後、粘土節を後世に伝承しようと「粘土節保存会」が設立され、釜無川左岸の田富ふるさと公園内には粘土節保存碑が建立されております。

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