河川の管理
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水質事故
水質事故とは…
油類や化学物質が流出することで、魚などたくさんの生き物が死に、水道用水の河川から取水ができなくなるなど、大きな被害をもたらすのが水質事故です。
平成22年度の原因別の発生割合を見ると、その約7割は、原因が不明のままとなっていますが、原因が判っているものでは、誤って原因物質を側溝等に流してしまう等の事業者のミスが一番多く、次いで不法投棄や交通事故によるものとなっています。
水質事故を起こすと、その原因者に対して流出防止及び回収対策に要した費用を負担していただくことになりますので、工場・事業所では定期点検や安全確認を怠らない事、家庭では普段から台所で油を流さないなど、川を汚さないようにする心配りが大切です。平成22年度水質事故発生状況
平成22年度は、住民の方や河川巡視巡視員、自治体職員の発見により52件の通報があり、都県市区国等による対応が行われました。
原因物質別 多摩川水系 鶴見川水系 相模川水系 3水系合計 油類 6件 4件 21件 31件 化学物質 3件 1件 1件 5件 排水・汚泥等 1件 0件 2件 3件 不明 3件 2件 8件 13件 自然現象 0件 0件 0件 0件 計 13件 7件 32件 52件
近年5年間の水質事故発生件数(月別及び水系別)
近年5ヵ年間の発生傾向を見ると、通報件数では相模川水系が最も多く、次いで多摩川、鶴見川の順序傾向はここ数年変わらず、月別発生件数では6月から7月及び10月から12月にピークを迎える傾向があります。
平成23年度の水質事故発生状況(平成23年4月から12月まで)
平成23年度の4月から12月までの9ヶ月間では、3水系で42件の通報が市民の方、河川巡視員他からあり、そのうち油類等の流出が24件と約6割を占め、自治体等による対策工が実施されています。
【発生マップ】 水系毎の発生箇所は上記のとおりです。
多摩川水系の発生状況 拡大図[PDF:391KB]
鶴見川水系の発生状況 拡大図[PDF:953KB]
相模川水系の発生状況 拡大図[PDF:515KB]
水質事故発生防止の為に、工場・事業所及び家庭で出来ること