事務所の取り組み
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暮らしの水を守る
渇水対策
渇水時に被害を抑えるため、水利用の調整を行っています。
首都圏の水の供給は、主に河川水に頼っていますが、利根川水系では昭和47年~平成13年の30年間に13回の渇水(取水制限)が発生しています。もし渇水が起こってしまったら、首都圏の約1,000万人の生活用水に影響が及び、また江戸川から工業用水を取水している工場の生産にも打撃を与えます。 渇水時に被害を抑えるためには、利用者間の取水量の調整、水の融通、緊急的な応援給水などが必要となります。利根川水系では「利根川水系渇水対策連絡協議会」(国土交通省、東京都、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県、水資源機構で構成)により、渇水時における円滑な水利用の調整などの話し合いを行っています。
近年の取水制限の頻度
利根川本川における既往取水制限の状況 渇水年 取水制限期間 取水制限日数(日間) 最大取水制限率(%) 昭和47年 6/06~7/15 40日 15% 昭和48年 8/16~9/06 22日 20% 昭和53年 8/10~10/06 58日 20% 昭和54年 7/09~8/18 41日 10% 昭和55年 7/05~8/13 40日 10% 昭和57年 7/20~8/10 22日 10% 昭和62年 6/16~8/25 71日 30% 平成2年 7/23~9/05 45日 20% 平成6年 7/22~9/19 60日 30% 平成8年 冬 1/12~3/27 76日 10% 8/16~9/25 41日 30% 平成9年 冬 2/01~3/25 53日 10% 平成13年 8/10~8/27 18日 10%