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    低水管理

    低水管理とは

    川の水は絶えず変化しており、その水量は様々です。一方私たちの利用する水は、春~夏に農業用水の利用がありますが、これを除けば、年間を通してほぼ一定の水を必要とします。
    つまり水使用量はほぼ決まっていますが、川の水が多いときは洪水、少ないときは渇水という現象に見舞われます。(下図参照)
    低水管理とは、川が川であるための必要水量を確保することに加え、川の水が少ないときに、水源または水の豊富な他の河川から水供給を行い、安定した取水を可能とするものであり、このため江戸川では様々な施設で川の水の量をコントロールしています。

    河川の水量変化イメージ

    塩分遡上監視の方法

    1.「利根川上流ダム群」からの水補給
    現在、利根川上流部には8つのダムがあり、水が少ないときに水補給が行われます。

    2.「江戸川水閘門」の操作による取水の安定化
    江戸川下流部は、首都圏約1,000万人への水供給を目的とした複数の浄水場を抱えており、これらの浄水場が海からの潮位の影響を受けることなく、水が少ないときにも、安定した水供給を可能にするため、年中無休で水門の操作管理を行っています。

    3.「流況調整河川」を用いた他の河川からの水供給
    (1)北千葉導水路
    利根川と江戸川を結ぶ流況調整河川で、利根川下流部の開発水等を、最大毎秒30m3の水供給を行います。
    (2)三郷放水路(利水運転)
    江戸川と中川を結ぶ連絡水路で、本来中川の洪水防御に活躍する放水路ですが、渇水時には中川から江戸川へ最大毎秒10m3の水供給を行います。

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