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    行徳可動堰の役割

    行徳可動堰は江戸川放水路の入口に位置し、塩水の遡上を防止し、また堰上流で安定した取水ができるようにする利水機能と江戸川の洪水を安全に流下させる治水機能の2つの役割を持っています。

    利水機能

    金町浄水場の取水塔 金町浄水場の取水塔行徳可動堰あり 行徳可動堰あり行徳可動堰なし 行徳可動堰なし

    1)塩水を止める
    行徳可動堰は堰から約20km(三郷放水路出口付近)上流までの塩水の遡上を防止しています。東京都金町浄水場、千葉県栗山・ちば野菊の里浄水場などの塩害を防ぎ、約1,000万人分の水道水の取水を可能にしています。
    工業用水は、東京都江戸川区及び千葉県松戸市、市川市、船橋市、習志野市、千葉市の工場約130社に日量最大約28万m3の取水を可能にしています。

    2)水位の安定化
    行徳可動堰は江戸川水閘門と一体となって上流の水位を安定させる役割を担っています。降水量の少ない時期でも水道用水、農工業用水が取水することができます。

    江戸川水利権模式図

    治水機能

    図に示すように行徳可動堰は、洪水時にはゲートを開け、江戸川放水路に洪水を流下させています。

    行徳可動堰と江戸川水閘門の現在の操作
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