検討会・委員会
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千葉北西連絡道路検討会
国道16号等千葉県北西部の交通円滑化対策
千葉柏道路沿線会議
千葉柏道路沿線会議 設立趣旨
千葉県における交通渋滞による損失時間は、東葛地域を含む県北西部で千葉県全体の7割を占めており、国道16号においても呼塚交差点をはじめとする交通渋 滞が特に著しく、国土交通省では「千葉柏道路」の計画づくりを進めているところである。現在、「概略計画」作成に向けたより具体的な検討を進めるため、行 政委員からなる「千葉柏道路検討会」を設立したところである。
「千葉柏道路沿線会議」は、第三者機関として有識者、市民委員から構成されており、「千葉柏道路検討会」で作成される概略計画に対して、PI(パブリッ クインボルブメント)プロセスの時間管理を念頭に置きつつ、手続きの透明性・客観性・公正さを確保するため、市民等とのPI コミュニケーション活動等について、助言を行うことを目的に設立するものである。 当該沿線会議における主な助言の項目は、次のとおりである。
1)PI 手法、進め方に関する助言
2)市民意見の集約、整理、分析に関する助言平成18年11月17日
千葉柏道路沿線会議 規約
【名称】
第1条 本会は、「千葉柏道路沿線会議(以下「沿線会議」という)」と称する。
【目的】
第2条 沿 線会議は、「千葉柏道路検討会」で作成される概略計画に対して、PIプロセスの時間管理を念頭に置きつつ、手続きの透明性・客観性・公正さを確保するた め、公正中立の立場から、概略計画案及びPI(パブリックインボルブメント)プロセスについて助言を行うことを目的とする。
【所掌事項】
第3条 沿線会議は、前条の目的を達成するために、以下の事項について実施するものとする。
1)概略計画作成にあたり配慮すべき事項、方向性に関する助言
2)PI(パブリックインボルブメント)手法や、進め方についての助言
3)概略計画に対する市民意見の集約、整理、分析に関する助言
4)その他、必要な事項
【構成】
第4条 沿線会議は、有識者ならびに市民委員をもって構成する。なお、委員の構成は別紙のとおりとする。
2.委員の追加・変更は、委員会の承認を要するものとする。
【第三者性】
第5条 委員は、委員会の目的に照らし、特定の行政機関および特定の利害関係者等の利害を代表してはならない。
【委員の任期】
第6条 委員の任期は、沿線会議の所掌事項が完了するまでとする。
【議長】
第7条 沿線会議には、議長を置くものとする。
2.議長は、委員の互選により定めるものとする。
3.議長が職務を遂行できない場合は、予め議長が指名する委員がその職務を代理するものとする。
4.議長は、必要に応じて委員以外の関係者の出席を求めることができる。
【会議の運営】
第8条 沿線会議は、議長が招集し、その運営にあたるものとする。
2.代理出席は、議長が特に必要と認めた場合に限り可能とする。
【守秘義務】
第9条 委員は、個人情報など公開することが望ましくない情報を漏らしてはならない。また、その職を退いた後も同様とする。
【沿線会議の公開】
第10条 沿線会議の内容は、原則公開とする。ただし、千葉柏道路検討会及び沿線会議の判断により公開が望ましくない部分がある場合は、部分的に非公開とすることができる。
【事務局】
第11条 事務局は、国土交通省関東地方整備局千葉国道事務所計画課に置く。
【その他】
第12条 この規約に定めるもののほか必要な条項は、その都度審議して定めるものとする。また、本規約の改正等は、沿線会議の審議を経て行うことができるものとする。
附則 この規約は、平成18年11月17日から施行する。
千葉柏道路沿線会議 名簿
【有識者】
寺部 慎太郎 東京理科大学助教授(交通計画)
南 義清 元 信州大学教授(国際政治経済)
惠 小百合 江戸川大学教授(環境情報)
【市民委員】
13 名千葉柏道路沿線会議 要旨
第1回 千葉柏道路沿線会議 要旨
○ 「構想段階における市民参画型道路計画プロセスガイドライン」に示される進め方については、『前後するステップを一括して市民参画プロセスを実施 する場合』で良い。
○ 概略計画策定までのスケジュールの考え方を示すこと。
○ 市民に対して千葉柏道路の認知状況を把握すること。
○ たたき台の公表時には、市民意見と合わせて千葉柏道路の必要性に関する意見を集約すること。
○ コミュニケーション資料は、市民に分かり易く示すこと。
○ 成田を含めた広域的なネットワークについても示すこと。
○ 議事進行の円滑化のため、会議資料は事前に委員あて送付すること。
第2回 千葉柏道路沿線会議 要旨
1.コミュニケーション活動(案)
○ 計画のたたき台を周知するパネル展示の会場(大型集客施設)において個別に説明や意見交換ができるような方法を検討すること。
○ 沿線会議でどのような議論があったのかを公表すること。
○ 広報紙(ニューズレター)の配布は自治会の回覧も検討すること。
○ アンケートを聴く際に道路利用者と国道16号の関係がわかるようにすること。
2.計画のたたき台(案)
○ 「協議会提言」を踏まえて、具体的な検討に着手している経緯が分かるように示すこと。
○ 利根川沿いルートとなった経緯、検討会における議論の内容を公表すること。
○ 利根川沿いルートの矢印表示は当面、周辺の道路につなげればよく、その先は今後検討することを示すこと。
○ 今後、具体的に検討する最初の段階であれば「利根川沿いルートを選定しました」ではなく、「利根川沿いルートを主として検討を始めたい」と示すこと。
○ 物流や周辺地域とのつながりを示すこと。
第3回 千葉柏道路沿線会議 要旨
1.「計画のたたき台」の公表について説明(報告)
2.今後のPIの進め方について
○ 利根川沿いルート案の考え方について、市民の意見を踏まえて明確にすること。
○ 今後、概略計画(案)の立案に向けて、利根川沿いルートとした場合の効果、課題を明確にすること。
○ 利根川沿いルートの矢印表示の先の考え方について、データを基に明確にすること。
○ 道路利用者に対するアンケートを行い、計画道路の利用について調査を実施すること。
3.パネル展示について
○ パネル展示の会場において、十分な説明ができる人員を配置し、展示の仕方を工夫すること。
○ パネル自体に「千葉柏道路」と記載すること。
4.アンケート結果
○ アンケート結果について分析・解析し、今後の検討に反映していくこと。
第4回 千葉柏道路沿線会議 要旨
○ 新たに計画する道路の規格・構造を分かりやすい表現で示すこと。
○ 国道16号等の推計交通量、交通量低減率について、市民感覚で理解できる表現で示すこと。
○ 既存道路ネットワークの活用の考え方について、分かりやすく示すこと。
○ 今後の課題についても整理し示すこと。
○ 事故や渋滞等の低減効果を定量的に示すこと。
○ 新たな道路整備をしない場合についても、比較分析(現道拡幅等)した結果も示すこと。