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災害を受けやすい日本の国土の特徴

  • 火山災害

    我が国の活火山の分布

    日本は世界でも有数の火山大国で、世界の活火山のうち7%を占める111もの活火山が分布しております。日本各地にある活火山は右図(気象庁出典「我が国の活火山の分布」)のとおり、北は北海道から南は沖縄まで幅広く活火山が分布しています。

    出典:気象庁ホームページ[外部サイト]

    、「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山

    その中でも、気象庁では2009(平成21)年6月、今後100年程度の中長期的な噴火の可能性及び社会的影響を踏まえ、「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」として50火山が火山噴火予知連絡会によって選定され、噴火の前兆を捉えて噴火警報等を適確に発表するために、地震計、傾斜計、空振計、GPS観測装置、遠望カメラ等の観測施設を整備し、関係機関(大学等研究機関や自治体・防災機関)からのデータ提供も受け、火山活動を24時間体制で常時観測・監視しています。

    出典:気象庁ホームページ[外部サイト]

    浅間山の噴石(平成17年8月4日) 浅間山の噴石(平成17年8月4日)火山ガスを大量に含む噴煙(三宅島 平成14年1月) 火山ガスを大量に含む噴煙(三宅島 平成14年1月)

    火山災害の要因となる主な火山現象は、「大きな噴石」「火砕流」「融雪型火山泥流」「溶岩流」「小さな噴石・火山灰」「火山ガス」等があります。また、火山噴火により噴出された岩石や火山灰が堆積しているところに大雨が降ると土石流や泥流が発生しやすくなります。
    特に、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流は、噴火に伴って発生し、避難までの時間的猶予がほとんどなく、生命に対する危険性が高いため、防災対策上重要度の高い火山現象として位置付けられており、噴火警報や避難計画を活用した事前の避難が重要となっております。

    伊豆大島噴火の溶岩流(昭和61年11月19日) 伊豆大島噴火の溶岩流(昭和61年11月19日)雲仙岳の火砕流(平成6年6月24日) 雲仙岳の火砕流(平成6年6月24日)

    近年の火山災害

    平成26年9月には、長野県木曽郡木曽町・王滝村と岐阜県下呂市・高山市にまたがる御嶽山(最高峰:剣ヶ峰3067m)において、9月27日に噴火が発生し、多くの死傷者、行方不明者を出した大災害となった。

    御嶽山噴煙状況(1) 御嶽山噴煙状況(1)
    御嶽山噴煙状況(2) 御嶽山噴煙状況(2)

    ■ 口之永良部島
    平成27年5月に、鹿児島県屋久島町口之永良部島 新岳において、爆発的な噴火が発生し火口からほぼ全方向へ火砕流が流れ、その一部は谷筋をとおり海岸まで達成するほどのものとなった。

    口之永良部島新岳噴煙状況(平成27年5月29日撮影) 口之永良部島新岳噴煙状況(平成27年5月29日撮影)口之永良部島新岳噴煙状況(平成27年5月29日撮影) 口之永良部島新岳噴煙状況(平成27年5月29日撮影)
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