国土交通省荒川下流河川事務所は、埼玉県と東京都を流れる荒川の下流部約30kmの河川管理などをおこなっています。荒川の管理を適切に行うことによって、国土の保全などに寄与し、公共の安全を保持し、公共の福祉を増進することが、当事務所の役割です。
「荒ぶる川」荒川は古来よりたびたびはん濫し、人々を苦しめました。
明治43年(1910)の大洪水では、東京の下町のほとんどが浸水し、死者369名を出しました。
これをきっかけに、岩淵から中川河口まで、全長22km、幅500mにもおよぶ大規模な放水路が開削されることになりました。
工事は20年もの歳月を要し、のべ310万人もの人が働き、昭和5年(1930)に完成しました。 現在の荒川の誕生です。
荒川下流河川事務所では、治水や環境の保全、地域や市民との連携、福祉の荒川づくりなどを推進しています。
各支川間での市民同士の情報交換や市民と行政との情報交換の場として、連絡会や会議・シンポジウムなどを開いていきます。