役立つ情報
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洪水・渇水への備え
渇水時の備え
節水のコツとポイント
もしも渇水になってしまったら…。
1人が1日に使える水の量は100リットル(ポリタンクに5個)程度になってしまう場合もあります。
そんな時のためにも、知っておくと安心できる節水のポイントをまとめてみました。
水は私たちの暮らしに欠かせない限りある資源です。
日頃から節水を心がけましょう。― お風呂では ―
私たちが1日に使う水の1/4を占めるお風呂の水。
ここでの工夫が節水の大きなカギとなります。
[1] 残り湯は捨てずに再利用
約180リットルにもなるお風呂のお湯は、洗たく、洗車、植木の水やりなどに再利用しましょう。
[2] シャワーを使いすぎない。
水の流しっぱなしに気をつけましょう。
[3] 沸かしすぎ、入れすぎに注意
自動給湯装置のない浴槽では、後で水をうめたり、お湯があふれたりする事のないように気をつけましょう。
[4] もう1日入れることも
汚れの目立たないお湯は、翌日沸かし直して入りましょう。― 洗たくの時 ―
節水型の洗たく機も増えてきましたが、まだまだ洗たくには多くの水を使います。
[5] お風呂の残り湯を上手に使う
始めの洗いと1回目のすすぎに残り湯(ぬるま湯)を使えば、水道水より効果的に汚れを落とすことができます。
[6] 洗たく物はまとめて一気に
1日に何度も洗たく機を回すとムダに水を使ってしまいます。
[7] ためすすぎで洗う
流れっぱなしでのすすぎは、ためすすぎに比べて55リットルも余計に水を使ってしまいます。
[8] 少量の洗たくは手洗いで
小物1~2枚の洗たくは、入浴のついでにお風呂で洗いましょう。
[9] すすぎ水を取っておく
比較的きれいなすすぎ水をバケツにため、トイレなどに再利用しましょう。― キッチンでは ―
料理に洗い物にと、キッチンも家庭内で水を多く使う場所です。
賢い工夫でスマートに節水しましょう。
[10] お米のとぎ汁は植木に
とぎ汁は大きめのボウルなどにあければ、植木の散水に使えます。
[11] 洗い物はため洗いで
水道を流しっぱなしで洗うのに比べ、ため洗いはその1/5程度の水で済みます。
[12] 食器などの油は紙でふき取ってから洗う
油分をすっきり落とすにはたくさんの水が必要ですが、あらかじめふき取っておけば楽に洗えます。― 洗面所では ―
歯みがき、洗顔、ひげ剃り、シャンプーと家族みんなが使う場所だから、ひとりずつ目標をつくって節水。
[13] 朝の洗髪はため洗いで
朝の洗髪のときのはため洗いをし、水の流しっぱなしに気をつけましょう。
[14] 歯みがき中は水を止める
水の流しっぱなしは30秒で6リットルもムダにしてしまいます。― トイレでは ―
トイレは誰もが必ず使うもの。
だから家庭で使う水の約30%がトイレで流されます。
[15] 残り湯で流す
普通の水洗トイレは、バケツで水を注げば流れていきます。流した後は、バケツに残り湯を補充して置いておきましょう。
[16] 形式によってはバルブで節水できる
フラッシュバルブ式のトイレなら、バルブを絞るだけで節水できます。くわしいことは水道屋さんに聞いてみましょう。
[17] そうじの仕方にもひと工夫
トイレットペーパーを便器に敷き、洗剤を吹き付けて待つこと1時間。あとはペーパーごとブラシでこすれば効果的に汚れを落とせます。― その他 ―
水場以外でもこんな工夫のしかたがあります。
[18] 節水の基本はバケツの用意から
新しい水をくみ置きする、水を運ぶ、排水を受けるなど、用途に合わせたバケツを用意して使い分けましょう。
[19] 洗車もバケツにためた水で
洗車で使う水も、少しずつ丁寧に使えばバケツ3杯程度で洗えます。
[20] ふきそうじにもお風呂の残り湯を
渇水時に新しい水を使うのはちょっと…。バケツの水が濁りきるまで何回でも使いましょう。
[21] 時々使用量をチェックしてみる
普段から水道メーターで水の使用量をチェックしておきましょう。節水の効果が目に見えればやりがいも出てきます。
[22] 水はこまめに止める
蛇口から出る水は意外に量が多く、毎分10~13リットル。渇水時に限らず普段から心がけたいことです。【出典:「節水マニュアル」冊子 利根川水系渇水対策連絡協議会】