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伝統河川工法

富士川は治水施設の宝庫です。ですから全国のどの急流河川にも参考となる治水施設や工法も沢山あります。これらの治水施設は河川の流れの中にあったり岸辺の近くにあったり、いろいろな所にいろいろな形で存在しています。聳えるような堤防、堅固な護岸のように何時でも人目を引くような施設もあれば、普段は誰にも気付かれないようにひっそりと隠れるように草むらの中に在る牛枠等もあります。
いずれの施設も洪水等の時には流域に住む私たちを守ってくれる大切な治水施設です。
この小冊子は私たちの祖先が「富士川を治める」ためにいかに苦労して工夫をし努力したかを知って頂くために創ったものです。数ある富士川の治水施設の中から特に全国的に知られている三カ所を選んで紹介し富士川を理解して頂く一助とさせていただきます。

有名な三カ所の治水施設というのは、「信玄堤」「万力林」「雁堤」です。「信玄堤」はあまりにも有名ですので、いまさら説明の必要がないかも知れませんが甲府盆地の西側に築かれた堤防です。武田信玄公が完成させたので偉業を讃えて、このように呼ばれています。
「万カ林」は盆地の東側にあって笛吹川の洪水に備えたものです。鬱蒼とした老松がどっしりと大地に根を張り水害防備林となっています。万力という名前の由来には、いろいろな話が伝えられていますが、とにかく力強い頼りになる名前です。
「雁堤」は富士川の下流部で静岡県富士市にある堤防です。平面的な形が「雁(かり)」が大空に羽ばたく姿に似ているところから雁堤の名前が付きました。とにかく不可思議な形の堤防です。
どの治水施設も現地を見ていただければ、私達の祖先が工夫した治水技術の素晴らしさを分かって頂けると思います。堤防や林の中に秘められている治水の歴史と富士川の治水に携わった人々の知恵の結晶を堪能して下さい。

信玄堤 万力林 雁堤

信玄堤

万力林

雁堤

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