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  • 伝統的治水施設の保全と整備

    伝統河川工法

    わが国の治水の祖、武田信玄公

    昔から『河を治める者が国を治める』と言われていますが、平地の少ない甲斐の国では言葉のとおり治水の成功こそが領国の安定の基本でした。
     武田信玄公は天文10年(1541)に19歳で甲斐国の領主となりました。彼が領主となった前後の十数年は洪水が頻繁に起こった記録があります。当時は戦国時代でしたから領内の重要な情報は絶対に秘密とされていました。
     治水事業は領内の重大事ですから計画も施工も極秘のうちに進められたと思われます。治水技術は当時としても「ハイテク」に属するものですから公表される事はなく、枢密の者以外には知り得ませんでした。しかし、信玄公の「治水の法」はあまりにも素晴らしかったので、滲むように他国に伝わったようです。江戸時代には信玄公の治水の法は「甲州流河除法」と称され我が国における治水技術の始祖と讃えられ今日に至っています。戦国時代には秘中の秘としていた甲州流河除法を、今日は貴方だけにはお話しましょう。

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