釜無川出張所
釜無川出張所の役割
釜無川出張所では、釜無川上流域において根本的な土砂災害対策を中心とした砂防えん堤や山腹工等の整備を進めています。
釜無川上流域の特性
釜無川は、赤石山脈北部の甲斐駒ヶ岳の北西に位置する鋸山(2,607m)に水源を発し、北北東に向かって流下しており、上流部は急な崖が両岸とも山稜まで 続く深い谷となっています。この地帯は糸魚川-静岡構造線の西側に位置し、大小の断層が交錯していて、岩には亀裂が多く、しかも風化作 用を受けているために極めて脆い地質構造となっています。
釜無川上流域全体図
16.貉窟砂防えん堤
釜無渓谷の出口を守る砂防えん堤
60.釜無山腹工
大崩壊地を緑によみがえらせた山腹工
77.広岩床固群
渓流環境、親水性に配慮した代表的な砂防施設
181.程久保第三砂防えん堤
釜無川上流域初の鋼製砂防えん堤
193.釜無本川山腹工
釜無川の本川沿いにおける崩壊防止対策施設
201.山の神沢砂防えん堤
景観に配慮して巨石を張った砂防えん堤
205.武智川上流砂防えん堤群
憩いの場の創出と親水性を図った砂防施設