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早川出張所

所在地と地図

早川出張所写真
早川出張所概観

早川出張所の役割

早川出張所では、早川流域において根本的な土砂災害対策を中心とした砂防えん堤や流路工等の整備を進めています。

 

早川流域

流域面積 509.1km2
流路長 73.9km
比高 2,183m
平均河床勾配 1/25
最高点・北岳 3,192m

 

早川流域の特性

八潮崩れ早川流域は、日本列島を東北帯と西南帯に二分するフォッサマグマの西端である糸魚川-静岡構造線が縦断し、岩質は極めて脆弱で、土砂災害の常習地帯になっています。一方、豊かな自然は動植物の宝庫です。国指定天然記念物のニホンカモシカをはじめ、ライチョウやアユなどの豊富な種類を確認できます。


早川流域全体図

53. 荒川第二砂防えん堤

荒川第二砂防えん堤荒川第二砂防えん堤は、現地の岩盤条件からアーチタイプが経済的にも有利だと判断し、一心半径アーチとしました。砂防えん堤の高さは30m(基礎部8m)で稲又第三砂防えん堤に次いで大型です。長さは77.7mあります。



75. 稲又第三砂防えん堤

稲又第三砂防えん堤

砂防えん堤の基本形状が重力式であるため、底幅が広く、52.95mあります。高さも50mと大型で、貯砂量(1,273,000m3)とともに、富士川砂防事務所管内で最大です。



77. 早川尾白上流砂防えん堤群

早川尾白上流砂防えん堤群

早川町・大金山に源を発する尾白川において、早川尾白第四砂防えん堤のさらに上流に位置する本砂防えん堤群は、昭和63年から工事を着工しました。平成13年9月に7基の砂防えん堤群として完成しました。



84. 御池の沢砂防えん堤群

御池の沢砂防えん堤群

土石流常襲の渓流であることながら、オープンタイプで、鋼管数量も立体格子砂防えん堤より少ないB型スリットを採用しました。また、富士川砂防事務所管内でも有数の長さで、200mあります。



86. 広河原第二砂防えん堤

広河原第二砂防えん堤

間ノ岳(3,189m)に源を発する野呂川の中流に位置します。砂防えん堤の高さは14mですが、長さは143mにも達する大きな砂防えん堤になります。



88. 初鹿島砂防えん堤

初鹿島砂防えん堤

初鹿島川は急勾配の河川で、両岸は急傾斜の斜面または急崖からなるV字型の谷となり、河床幅は極めて狭くなっています。長さ55mの本えん堤と副えん堤に加えて床固群も整備しています。



93. 御前崩沢砂防えん堤群

御前崩沢砂防えん堤群

源頭部に崩壊をもつ御前崩沢と、土石流危険渓流Iである下西之宮沢の土砂処理施設は両渓流で4基の砂防えん堤工と、山腹工、谷止工により構成され、4基とも不透過型、コンクリート構造を採用しました。



94. 野呂川第二砂防えん堤

野呂川第二砂防えん堤

スリット部分を多くとり、空容量を長く持つようにするため、鋼製スリット形式を採用しました。魚の通過を妨げないように基礎コンクリートに切り欠き部分を設けるなど、環境にも十分に配慮しました。