事務所の取り組み
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暮らしの水を守る
塩分遡上監視
塩分遡上監視の目的
江戸川は、首都圏(東京、千葉、埼玉)に住む約1,000万人の人々の重要な水源です。これらの人々が、海からの塩水の影響を受けることなく、安定した取水ができるよう、塩分遡上監視を行っています。
江戸川から取水された水は、金町、栗山、三郷などの各浄水場で処理され、みなさんの家庭に届けられます。塩分遡上監視の方法
千葉県市川市河原に位置する「行徳可動堰」と東京都江戸川区篠崎の「江戸川水閘門」の2つの水門により、塩水の遡上を防止しています。
このうち「江戸川水閘門」は常時開閉操作により、下流部への流水の正常な機能の維持を図るとともに、塩水遡上を防止し、水道水源として適正な塩分濃度以下になるよう、日夜、操作管理を行っています。
塩分遡上と塩水くさび
河川における「塩分遡上」とは、河口付近に起こる現象で、海水と淡水の比重の違いから図のように海水が河川水の下に潜り込む現象をいいます。
また、満潮の際、この海水がくさび状に遡上することから「塩水くさび」と呼びます。