第2節

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            A松原神社
      松原神社
明治6年(1873)、足柄県の県社に指定され、以後、現在に至るまで小田原の総鎮守的象徴として、祭礼は、大稲荷神社と合同で全市あげて盛大に行われている。








D旧本陣片岡永左衛門家跡旧本陣片岡永左衛門家跡

ここは、松平(愛媛)十五万石の大名をはじめ、岡山・岐阜・三重などの諸大名の常宿となっていた。


















        小田原城の銅門(あかがねもん)
小田原城の銅門

平成10年4月にできた銅門から天守閣を望む。(小田原市提供)









 
道をはさんで北側の路地を入ると、小田原の総鎮守といわれる松原神社がある。

 松原神社は日本武尊を祀るが、北条氏綱治政のころ、「松原明神」と呼ばれるようになり、江戸時代、貞享三年(一六八六)、老中大久保忠朝(忠世から五代目)が佐倉より小田原に転じた折、小田原宿惣町の総鎮守として盛大な
祭礼を行うようになった。




          
北条五代祭り
       北条五代祭
小田原市最大のイベント。5月3日に武者隊・騎馬隊を中心に総勢2千名にもおよぶ隊列が市内をパレードする。
(小田原市観光協会提供)





 宮前町から本町へ向けてさらに進むと、旧本陣片岡永左衛門家跡
がある。現在はオリオン座という映画館の隣にあり、旧片岡本陣跡の標識が立っている。

 これより箱根方面へ向かって進むと、本町一丁目にさしかかる。街道の北側に城郭を模した華麗な薬局が目に入る。これが、歌舞伎十八番の助六に出てくる
「ういろう」の店である。







          Fういろう本舗
    ういろう本舗

『東海道名所図会』には、八棟造りの中国風の住居が描かれているが、関東大地震によって崩壊。当時の八棟造りとは若干趣を異にするが、異彩を放つ建物である。






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