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国土交通省が全国に募集を行った『緑陰道路プロジェクト』に、神奈川県内で唯一横須賀市が応募し、平成15年5月に、馬堀海岸地区の国道16号が『緑陰道路プロジェクトモデル地区』に指定されました。
これは、並木の枝葉などをできるだけ剪定せずに自然の状態で管理しようとするもので、平成15年6月までに全国で25地区が指定されています。馬堀海岸地区で対象となった並木の種類は主にカナリーヤシとワシントンヤシでした。 |
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学名:Washingtonia filifera H.Wendl.。ヤシ科ワシントンヤシ属。オキナヤシやオキナヤシモドキの総称。北米カリフォルニア南部からメキシコ付近の原産で、日本では関東地方南部から沖縄地方の暖地で広く植栽されており、高さは5〜10m、熱帯地方では20m以上に達することもあります。その実は甘みがあって食用になり、葉は深く裂けた掌状で緑の淵に白糸が目立ちます。常緑樹のため葉は樹上に長く残るのが特徴です。耐寒性に優れており、氷点下5度までは耐えられるといわれています。 |
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「さまざまな名前で呼ばれるワシントンヤシ」 |
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ワシントンヤシには「シラガヤシ(白髪椰子)」や「オキナヤシ(翁椰子)」とも呼ばれており、その由来は、葉の淵から垂れ下がっている白糸が、老人の白髪のように見えるところからきているといわれています。また、たくさんの枯葉が樹上に残っている様がペチコート(スカートのすべりをよくし、形を整えるために用いるアンダースカート)を思わせることから「ペチコートヤシ」と呼ばれることもあるようです。 |
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