事業概要
公園の概要
国営武蔵丘陵森林公園は、明治百年記念事業の一環として、埼玉県比企郡滑川町を熊谷市楊井にまたがる304haの広大な丘陵地に整備された、全国で初めての国営公園です。 公園は雑木林を中心に、池沼、湿地、草地など多様な環境を有しており、貴重な動植物が生育・生息する場所となっています。また、首都圏において自然を身近に感じ、親しめる場所として活用されています。
公園の基本理念
明治百年を迎え、この一世紀におけるわが国のめざましい発展の基礎を築いた「明治」の歴史的偉業をたたえ、その遺産から新たな創意と英知を学びとり、次の百年に望む抱負と決意を表明して、国は、明治百年事業を全国民的規模において行うこととした。この記念事業の一環として、自然を失いつつある都市の住民が緑を通じて人間性を回復する場を確保するため、国は明治百年を記念するにふさわしいものとして、国民の総意を込めて、首都近郊の武蔵丘陵に国営武蔵丘陵を設置して、ながく後世に伝えることとする。
基本方針
(1)国民の各層が四季を通じて利用できる公園とする。
(2)森林公園としてふさわしい環境を保持しながら、屋外レクリエーションの施設を考慮する。
(3)現存の地形及び植生を十分に考慮するとともに、池沼は原則として改造しない。
(4)現存の文化財を原則として保存する。
(5)来園者の自動車は園内を通さない形態とする。
(6)公園施設については都市公園法に準拠する。