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24.下館市の小学4年生 Tさん、Mさん、OYさん、OKさんからの質問
今、総合的な学習の時間で「身近な環境について考えよう」というテーマで学習しています。私たちのグループは、「下館市内の川」にしぼって調べています。下館河川事務所のホームページを見て、いくつか質問したいので、よろしくお願いします。
  1. 下館河川事務所では、鬼怒川、小貝川、五行川、大谷川の環境を守るためにどんな仕事をしていますか?
  2. JR水戸線の小貝川橋梁の工事はどれくらい進んでいますか?
  3. フラワーベルトの整備を進めていますが、どんな目的でどんなことをしているのですか?
  4. 自然再生に取り組んでいますが、鬼怒川、小貝川に生息する植物で、保護の必要な植物には、どんなものがありますか。
  5. 多自然型工法とは、どんなことでしょう。また、どんなことをやっているのでしょうか。
    • ホタル水路の整備は、鬼怒川のどの辺りでやっていますか? 
    • 小貝川のオオムラサキの保護は、小貝川のどの辺りでやっていますか? 
    • I小学校の近くの大谷川では、何か保護していきたい自然(植物・魚・昆虫など)はありますか?
  6. 市内の川をきれいにするために、わたしたちにもできることは何かありますか?
伊讃小学校4年2組のお友だちからだよ こんにちは!
質問をしてくれてどうもありがとう。早速、みんなの質問に答えるよ。

  1. 下館河川事務所では鬼怒川と小貝川を管理しているんだ。 環境を守るために川の中にゴミを捨てられないように管理したり、捨てられてしまったゴミを取り除いたりしてるんだ。 それとはまた別に、あとから説明する「自然再生事業」にもとりくんでいるんだよ。


  2. 平成15年度(平成15年4月から平成16年3月まで)に用地買収(工事に必要な土地を地主さんから買うことだよ)をして、工事は来年度から始めるんだ。順調に工事が進めば、平成19年ごろ完成する予定だよ。


  3. 昭和61年に、ここ下館市で大きな水害があったんだ。 みんなはまだ生まれていないけれど、誰かに話を聞いて知っているかな?その水害によって、荒れてしまった河川敷に花の種をまいて、川に親しみをもってもらう河川愛護の意味ではじめたのがきっかけなんだ。 それと、不法投棄(ふほうとうき・・・冷蔵庫などの電化製品や車は法律で捨てられないことになっているのに法律を破って捨てること)の防止もあるんだ。


  4. 自然再生事業というのは、各河川のもとの姿を取り戻すための取り組みで、植物などの保護の取り組みから更に進んだ仕事なんだよ。 その自然再生事業として、鬼怒川では、上流部の氏家町で河原特有(かわらとくゆう)の植物・カワラノギクの保全(ほぜん)や再生を行っているんだよ。そして、小貝川では、下館市付近でカラコギカエデの群れを移植・保全する取り組みやフジバカマの保全などが行われているんだ。


  5. 多自然型というのは、もともとは、近自然型工法といわれていて、自然に近いという意味なんだ。みんなが住んでいる家や町をまもるために堤防や護岸(ごがん)を作っているけれど、最近は、強度と、 もともとの自然を兼ね備えた、石や木などを使って草などが自然に生えてこれるように工夫して作っているんだよ。
    • 鬼怒川の63キロ付近左岸(真岡市と上三川町をまたぐ鬼怒大橋より上流、真岡市側)の鬼怒自然公園内に、以前、「ホタル水路」として整備した水路があるんだ。今は公園の一部として使用されていて、ホタルはいないようなんだ、残念。
    • 下妻市の小貝川ふれあい公園の自然観察ゾーン内で保護しているんだよ。この公園内には、他にフラワーゾーンやスポーツゾーン、そして、中流コアゾーンには、オオムラサキをイメージした建物(ミニ博物館)もあるんだ。
    • 大谷川は下館河川事務所では直接管理をしていないから、ボクの手元にはデータがないんだ。茨城県の下館土木事務所で管理しているからそこに聞いてみるとわかるかもしれないよ。

  6. 意識をすれば誰にでもできることがあるんだよ。道路や川にゴミをすてないこと、落ちていたら拾うこと、家庭からでる雑排水をきれいにすることなどがあるよ。道路に落ちているゴミもやがて川へ流れ汚れの原因になるんだ。 また、家庭からでる油をそのまま下水道に流さないことや必要以上に洗剤を使わないことなど、一人一人が川を汚さないような意識をもって生活することがとっても大事なんだ。


わかったかな?
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