4月上旬、砂沼は桜の季節。沼の周囲6キロメートルにわたって、約2000本の桜が開花し、それにあわせて、桜むすめ選考会、砂沼一周歩こう会など「桜まつり」が行われます。
関東のヘラの名所、砂沼には、2軒のつり舟屋があり、広大な60ヘクタールの沼に舟を浮かべて、釣りを楽しむことが出来ます。毎年、5月第2日曜日には、「ヘらまつり」が開催され、関東一円からの太公望で賑わいます。
日本一のポピー畑、小貝川ふれあい公園花畑5ヘクタールでは、5月中旬から6月上旬まで、ポピーが筑波山をバックに色鮮やかに咲きそろい、一面花のジュータンを敷きつめたようになります。この期間に、日本一のジャンボ豚汁が配られたり、ミニコンサート、写真コンクールが行われるなど催し物が盛りだくさんです。
毎年7月上旬に、トライアスロンのミニ版としてスイム&ランが行われます。この大会はトライアスロンの登竜門として、毎年全国から約300名のアスリートが出場され、1.5キロメートルの遠泳と10キロメートルのマラソンコースで競われます。参加者の中からは、オリンピック代表選手になるなど、日本でもトップレベルの選手を輩出する大会として知られています。
下妻の夏は、子供神輿連合渡御を皮切りに、夏祭り一色となります。各町内から、神輿約22基、山車約20台、延べ人数約2500人の子供たちの威勢のいい掛け声で活気づきます。
下妻の夏祭りのメインとなるのが「下妻まつり」。初日の「千人おどり」は、踊り参加の約2000人の人で街が埋め尽くされます。2日目、「砂沼花火大会」は、夜空を飾る大輪の花火と水上を渡るナイアガラが壮観。2日間にわたるまつりのクライマックスです。
まつりの華といえば、やはり神輿。威勢のいい掛け声と共に、街中を練り歩く。担ぎ手の熱気とお囃子の音で、夏まつりも最高潮に達します。
9月、大宝八幡宮では、通称「七まつり」と呼ばれるほど多くの行事が行われます。そのひとつ「タバンカ祭」(たいまつ祭)は、太鼓の音と共に、松明と畳が追いつ追われつ走り回るという奇祭。
市の花は、菊。毎年11月1日から20日まで文化祭にあわせて大宝八幡宮境内で菊まつりが行われ、多くの人で賑わいます。
道祖神は、子授かり、安産、下の病等の守り神として信仰が厚く、旧暦の正月14日の大祭は、盛大に行われ、縁起物の塞棒(さやかりぼう)が参拝する人達に配られ大勢の人達で賑わいます。
多賀谷時代まつりは、下妻の歴史と文化に誘い、地域活性化を図ることを目的として行われます。このイベントでは、戦国武者パレードや弓道愛好者による演舞披露、さらに、御輿やお囃子、踊りのパレードが行われ、会場では、戦国時代の出陣式や帰陣式が再現され、戦国時代絵巻が繰り広げられます。