幼い頃から、地球温暖化や森林破壊、水質汚染などの環境問題に興味を持っていました。大学で環境科学を専攻したのも、「いつか日本の環境問題を解決できるような仕事に」という想いからです。 そのため、省庁や自治体などで公務員として社会に貢献する道を考えていました。 関東地方整備局に就職を決めたのは、就職説明会や面接の際に「河川部の仕事なら、今学んでいる環境科学の知識を存分に生かせるよ」と、私の専攻と実際の業務を関連付けて評価してくれたから。 選考開始当初は、「“環境”という限定的な知識を評価してもらえるかな?」と心配をしていたのですが、お陰で自分が役に立てるイメージを持つことができました。 採用時の配属も当然「河川部」を希望し、初年度に栃木県の日光砂防事務所、その2年後には東京都の荒川上流河川事務所での業務に携わりました。
環境科学の知識が生かせたという手ごたえを感じられたのは、荒川河川事務所での仕事です。 環境調査の発注や、地域の関係団体と連携した環境整備・維持が私の役割だったのですが、その中に地域の小学生を対象にした「環境学習」というものがありました。 子どもたちに“荒川ならではの自然環境”を体験しながら学んでもらうプログラムで、まさに私が学んできたことや自然環境に対して抱いていた想いをそのまま込めることができました。 子どもたちから「松本先生」と呼んでもらったことが嬉しく、私自身の学びともなった思い出深い経験です。 子どもたちがこれからも自然に興味を持ち続け、将来は自然を守る仕事を選んでくれたとしたら——と考えると、次の世代につながる仕事ができたような、誇らしい気分になります。
一方、全ての仕事に自分の知識をそのまま生かせたわけではありません。入省直後に配属された日光砂防事務所では、“未知の世界での試行錯誤”の連続でした。 当初は「砂防」そのものや土木知識に乏しく、打ち合わせも満足に理解できないという状態。上司・先輩に繰り返し質問することで、一歩ずつ地道に学びました。 「わからないことは何でも聞いて」と言ってもらってはいましたが、本当に何度も質問に行く私を根気よく指導してくれた先輩方には頭が上がりません(笑)。 同時に、「まず自分なりに考える大切さ」にも気が付くことができました。業務を任されたとき、まずはどう進めるか自分なりに描くことで、仕事のポイントを押さえることができるはずです。 それは、専攻や専門領域に関わらず誰もが伸ばしていける力だと思います。そうして未知の領域でも地道に学んでいけば、やがて自分の専門知識や強みを発揮できるチャンスも増えていくはず。多様なバックグラウンドを持った方々と一緒に働けるのを楽しみにしています。
09:15 出勤後、メールのチェック
10:00 調べものの依頼、とりまとめ
12:00 ランチ
14:30 打合せ
18:30 翌日の業務を確認し、退勤
世界とつながる空と海をもっと多く、もっと強く
※所属は取材当時のものです