埼玉の道づくり
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(7)星川とうろう流し
私がこのテーマを選んだのは、画像や動画を見て美しい灯籠の光に心を奪われ、またそれが空襲で犠牲となった方々のための大切な行事だと知って是非描きたいと思ったからです。
この絵で大変だったところは、灯籠流しの光の表現と、川の両側の景色です。光は黄色と白色の絵の具を何度も塗り重ね、周りの物に反射している様子を工夫しました。両側の景色を描くときは実際にこの場所に行き、自分の目で確かめてきました。並んでいる建物はできるだけ同じように細かくした部分と、光を引き立たせるため省略し暗くした部分があります。また川の直線が活きるように奥から手前に広がるような構図を意識しました。使用したのはアクリル絵の具で、夕方の絶妙な空の色合いや、ぼんやりとした光と影を感じてもらえるように滑らかに仕上げました。