埼玉の道づくり
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(5)花火大会
初めて私が熊谷の花火を見たのは幼稚園生の時でした。暗い空に大きな花が咲いて、眩しいのに目が離せずに、ただただ興奮して母に「すごい!すごい!」と話したことを今でも鮮明に覚えています。遅れてやってきた音で体中が震えたような気がしました。それ以来私は毎年家族と熊谷の花火を見ています。何歳になっても、毎年熊谷の花火を見ると、初めて花火を見た時と全く同じ感動で胸がいっぱいになります。幼い頃に戻ったような気分になって、最近では少し泣きそうになってしまいます。これからもずっとこの感動は変わることがないのだろうと思います。
そんな目に焼き付くような光と色、それから体を震わせる音も表現したいという思いで、この作品を描きました。しかしこれらを絵で表現することはとても難しくて、何度も心が折れてしまいそうになりましたが、あの感動を思い描きながら、なんとか描き上げることが出来ました。
大好きな熊谷花火大会をこのような形で描かせていただくことが出来てとても嬉しいです。私の感動を伝えられるような絵になっていたらいいなと思います。