道路事業
-
改築事業
一般国道19号 長野19号防災(山清路地区)
事業概要
長野19号防災は、国道19号の東筑摩郡生坂村竹の本から長野市小市に至る延長約40kmの防災事業です。このうち、生坂村下生坂から大町市八坂瀬口に至る延長3.6km区間の整備を進めています。
長野19号防災(山清路地区)は、犀川と山地に挟まれ、現道幅員が7.55mと狭く、線形が悪いうえ落石などがあり、随時対策を施しているものの危険箇所が複数あり、未だ落石崩落などの危険性が高い区間となっています。
平成8年度に実施した道路防災総点検では、対策が必要と判断された箇所が複数あり、平成9年度に実施した岩盤斜面などの緊急調査においても、新山清路橋付近(山清路)でA評価、山清路橋付近(東広津)でB評価と判断されました。
特に山清路においては、岩盤崩落による危険性が高く、抜本対策が必要と指摘されています。また、周辺では地すべり防止区域もあり、それらの危険箇所を総合的に回避する道路整備が急務となっています。新山清路橋付近(山清路)
諸元
路線名 一般国道19号 区間 自:東筑摩郡生坂村下生坂
至:大町市八坂瀬口計画延長 3.6 km 標準幅員 土 工 部 10.75 m
橋 梁 部 10.00 m
トンネル部 10.75 m道路規格 第3種第2級 設計速度 60 km/h 車線数 2車線 片側歩道 整備効果
・国道19号の生坂村から長野市間は、犀川に沿って急峻な山あいを縫うように走っており、地質が脆弱なため、地滑り、崩落、土石流、落石等の災害発生が極めて高い区間となっております。
・平成16年台風23号でも山清路地区の区間で5箇所の災害が発生し、最大46時間の通行止めとなりました。
・山清路地区に災害が発生した場合、大きな迂回が必要となります。山清路地区の完成により、安全性・信頼性が確保されます。平成16年台風23号の被災状況
現在の状況写真
長野19号防災とは