砂防と災害
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災害の記録
昭和34年・57年災害比較
昭和34年と昭和57年の災害の記録をもとに被害の規模などを比較しています。
昭和34年と昭和57年の管内災害比較
●昭和34年
8月の7号、9月の15号と相次ぐ台風の襲来により、山梨県下で死者行方不明者89名、流失全壊家屋1,911戸に達した。
●昭和57年
8月1日の台風10号による豪雨は、山梨県下に死者7名、住宅崩壊24戸、浸水家屋1670戸の大きな被害をもたらした。
●土砂生産量・流出状況より明らかとなる事項
・降雨規模、生産土砂量、流出土砂量は昭和34年災害に比べ昭和57年災害のほうが大きい。
・昭和57年は雨量が昭和34年の2倍近くに上ったにも関わらず、土石流災害は軽減され、釜無川、早川流域の生命・財産に及ぼす被害を砂防施設の整備によって、最小限にとどめることが出来た。昭和34年と昭和57年災害氾濫実績図(釜無川・大武川合流点付近)
昭和34年と昭和57年災害氾濫実績図(大武川・石空川合流点付近)