生物濃縮 |
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せいぶつのうしゅく
生物は、外界から取り込んだ物質を環境中よりも高い濃度に蓄積することがあります。これを生物濃縮といいます。生物にとって有害であるにもかかわらず、分解や排泄がされにくいために生体内に蓄積されてくる物質(アルキル水銀やPCBなど)は特に問題となります。また、生物濃縮は、食物連鎖の上位の生物ほど高濃度に起こる傾向があります。たとえば、通常の海水中のメチル水銀濃度は検出限界未満(<0.0005ppm)ですが、マグロ類の中には1ppm,人の頭髪中には数ppmも含まれているといわれています。
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