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千葉古街道歴史散歩
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国道6号線の別名ともいわれる水戸街道は、江戸と徳川御三家の城下町水戸を結ぶために整備された日光街道に付随する街道で、徳川三百年の歴史を刻んだ、五街道に次ぐ重要な街道であった。また、常陸から奥州の大名までが参勤交代をした道でもあり、津軽・南部・仙台など二十余藩の大名が江戸を往来して賑わい、百万都市・江戸への物資輸送路としても利用された。
その他、歴史上の様々な人物も利用した歴史街道としても、幕末から明治維新にかけて日本の近代化へのさまざまなエピソードを今に伝えている。
江戸〜水戸間29里31町(116km)20宿のうち、千葉県内の宿場は松戸・小金・我孫子の三宿。

当時の宿場は
(1) 幕府・大名・公家・寺社などの公用旅行者に伝馬や人足提を供し、宿継ぎに荷物や人を輸送する
(2) 旅をするものに宿泊や食事などを提供する休泊施設
(3) 現在の郵便業務の原型となった継飛脚の役割として幕府公用の文書・書状などを宿から宿へと取り継ぐ
の3つの役割をもっていたと考えられる。

=参考文献=
「千葉の道 千年物語」千葉日報社発行
「新版 千葉県の歴史散歩」千葉高等学校教育研究会歴史部会著/山川出版社
「水戸道中」千葉県教育庁文化課編集/千葉県教育委員会発行
「房総の歴史街道絵本」さいとう・はるき著/崙書房出版