国土交通省 関東地方整備局 利根川上流河川事務所
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利根川の紹介

  • 豊かな自然を育んでいます(環境)

    魚と水生生物

    豊かな自然環境を誇る利根川には、上流から下流まで数多くの種類の魚や水生生物などが生息しています。魚ではイワナ、アユ、コイ、フナ、ドジョウ、ウナギ、ウグイなど。中には、日本では利根川だけで自然繁殖しているソウギョやハクレンという魚もいます。サケも川を上ってきて、その数は年々増えています。利根川上流河川事務所管内(群馬県伊勢崎市〜茨城県取手市)では、43種の魚、177種の水生生物が確認されています。

    43種の魚類が分布

    豊かな自然環境を誇る利根川では、ニジマス、アユ、コイ、フナ、ウグイなど、上流から下流に渡って多彩な魚が生息しています。管内では、8目17科43種(平成10年調査)の魚類が確認されており、コイ目が22種と最も多く、アユやウナギのほか、多くの魚類が分布しています

    利根川だけで自然繁殖の魚も

    ソウギョやハクレンの産卵シーン ソウギョやハクレンの産卵シーン

    ソウギョやハクレンは中国から移入された魚で、日本では利根川だけで自然繁殖の様子が見られます。毎年夏になると、埼玉県久喜市栗橋利根川橋付近で、大きな体で豪快に水面を飛びはねるソウギョやハクレンの産卵シーンを見ることができます。

    利根川橋付近はソウギョ等の日本唯一の産卵場

    利根川で繁殖しているソウギョ・ハクレン・コクレン・アオウオは、もともと中国から来た魚で、養殖魚としても飼われている魚です。日本でも養殖されていますが、川でこの魚が自然繁殖しているのは日本で唯一、利根川だけです。この4種類の魚は、ソウギョは水生動物、ハクレンは植物プランクトン、コクレンは動物プランクトン、アオウオは貝類・甲殻類というように、それぞれ食べる餌の種類が違うので、同じ飼育地で同時に飼育しても効率よく成長するという特徴をもっています。また、ソウギョ等の産卵シーンは、「のっこみ」と呼ばれており、利根川橋付近は全国唯一の産卵場となっています。

    ソウギョは水生生物、ハクレンは植物プランクトン、コクレンは動物プランクトン、アオウオは貝類と食性が異なるため、同じ生息地でも効率良く成長する特徴があります。

    ソウギョ(コイ科ソウギョ属) ソウギョ(コイ科ソウギョ属)
    アオウオ(コイ科ソウギョ属) アオウオ(コイ科ソウギョ属)
    コクレン(コイ科ハクレン属) コクレン(コイ科ハクレン属)
    ハクレン(コイ科ハクレン属) ハクレン(コイ科ハクレン属)

    仲間同士でなわばり争いをするアユ

    アユ(キュウリウオ科アユ属) アユ(キュウリウオ科アユ属)

    背側は青みがかかったオリーブ色で腹側は銀白色。北海道西部以南の各地に生息する。

    アユは、川と海を上ったり下ったりする回遊魚です。秋に川で孵化した稚魚はすぐ海に下り、翌年の春に若アユとして川に上り成長しますが、秋には産卵して死んでしまいます。川底の石の表面についている藻類を餌にしているアユは、自分のなわばりに他のアユが餌を求めて入ってくると、たちどころに攻撃して追い払ってしまいます。アユの一生が短いだけに、仲間同士で生きるための熾烈ななわばり争いをするのです。

    貴重種も確認、サケは増加傾向

    サケ(サケ科サケ属) サケ(サケ科サケ属)

    海洋生活期は銀白色の鱗に覆われているが産卵前になると表皮が厚くなり、まだら模様となる。日本海側では九州北部以北、太平洋側では利根川以北の河川に産卵のため、遡上する。河川での主な生息地は中・下流域。

    利根大堰では、サケの遡上調査を行っており、その数は近年増加しています。サケは川で生まれ、海に下り、成長して卵を生むために川へのぼる回遊魚です。利根川にもサケが帰ってきますが、日本では利根川がサケのもどってくる太平洋側の河川の南限といわれています。

    利根川は楽しい自然の宝庫

    ニジマス・アユ・ソウギョ・コイ・フナの分布範囲 ニジマス・アユ・ソウギョ・コイ・フナの分布範囲

    利根川では、坂東大橋から新大利根橋の間で、清流にすむアユをはじめウグイやオイカワなどの魚をよく見ることができ、たくさんの人たちが釣りを楽しんでいます。利根川で釣りをする場合には、漁業組合で発行している券が必要です。この券は利根川の近くにある釣具屋などで購入できます。

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