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渡良瀬遊水地の紹介

  • 湿地保全・再生

    渡良瀬遊水地の湿地保全・再生の経緯



    渡良瀬遊水地は、利根川の治水対策上重要であると共に、自然環境に恵まれた広大な湿地空間としての役割も持っています。
    国土交通省では平成22年3月に「渡良瀬遊水地湿地保全・再生基本計画」を策定しました。今後、治水と環境の両立した遊水地の機能強化を行うこととしています。

    渡良瀬遊水地湿地保全・再生検討委員会

    豊かなヨシ原と湿地の環境 豊かなヨシ原と湿地の環境

    渡良瀬遊水地は、利根川本川の132キロメートル左岸において渡良瀬川と思川、巴波川の三川が合流する位置にあり、茨城県古河市、栃木県栃木市・小山市・野木町、群馬県板倉町、埼玉県加須市の4県4市2町にまたがる、本州最大級のヨシやオギ主体とする氾濫源の湿生草原を有する総面積33平方キロメートルの遊水地です。
    全国の氾濫原の湿地では、池沼が減少し、乾燥化が進む傾向が見られますが、渡良瀬遊水地でも乾燥化や環境の単純化が進んでいます。
    そのため広大なヨシ原や多様な湿地で構成される生物生息・生育空間(ハビタット)を保全し、かつて多く見られた湿生植物群落、抽水植物群落や池沼を再生するため、平成12年3月に「渡良瀬遊水地の自然を生かしたグランドデザイン」が提言され、渡良瀬遊水地の自然環境の保全(伝え)、自然を生かした利用(活かす)、湿地環境の創生(高め)が大きな柱として位置づけられました。
    そして、渡良瀬遊水地の治水機能の向上をふまえた湿地の保全・再生を進めるため、平成14年6月より「渡良瀬遊水地湿地保全・再生検討委員会」において湿地保全・再生の方策について、専門家による具体策の検討を進めてきました。

    渡良瀬遊水地湿地保全・再生モニタリング委員会

    平成14年6月に河川管理者をはじめ各分野の学識経験者、関係市町の代表、地域住民の代表からなる「渡良瀬遊水地湿地保全・再生検討委員会」が設置され、平成22年3月にその検討結果を「渡良瀬遊水地湿地保全・再生基本計画」として取りまとめました。
    今後、基本計画に基づき、渡良瀬遊水地の湿地を再生するため、掘削を実施して行きますが、良好な自然再生を着実に進めるため、順応的管理による段階施工で実施します。この順応的管理を行うためには、しっかりしたモニタリングを行い、自然再生に適した掘削の手法を常に追い求める必要があり、適切なモニタリング計画とするための議論の場として、渡良瀬遊水地の環境に精通した地元の有識者による「渡良瀬遊水地湿地保全・再生モニタリング委員会」を設立しました。

国土交通省 関東地方整備局 利根川上流河川事務所
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