平成29年9月2日(土)に、「道の駅等を拠点とした自動運転サービス実証実験」の全国で最初の実験開始式を道の駅「にしかた」で開催し、地域の方や関係者あわせて約50名出席のもと執り行いました。
主催:道の駅「にしかた」を拠点とした自動運転サービス地域実験協議会
実験開始式
平成29年9月2日(土)14時30分から、実験開始式が行われました。
説明パネルの展示
テープカット
実験車両試乗走行実験車両
ディー・エヌ・エー社製 自動運転車両
ヤマハ社製 自動運転車両(他の実験箇所で使用)
先進モビリティ社製 自動運転車両(他の実験箇所で使用)
アイサンテクノロジー社製 自動運転車両(他の実験箇所で使用)実証実験
平成29年9月2日(土)~9日(土)にかけて、「道の駅等を拠点とした自動運転サービス実証実験」の全国で最初の実証実験を道の駅「にしかた」(栃木県栃木市)で実施しました。
モニターとして、周辺居住者・高齢者・車いす利用者等、69名が乗車し、アンケート調査に協力いただきました。
「道路・交通」の検証
路面上の落下物への対応(麦わら、水たまり、泥等を使用)
道路上の障害物への対応(駐車車両や繁茂した雑草に見立てた障害物を使用)
「地域への効果」の検証
(1)道の駅から集落への食料品等の配送
(2)道の駅から集落への食料品等の配送
「社会受容性」の検証
(自動運転技術への信頼性、自動運転車の乗り心地等)
道の駅での乗降
市役所支所前での乗降
車いす利用者の乗降
アンケートの実施
実証実験における主な検証項目
【使用車両】:DeNA小型バスタイプ[レベル4(専用空間)]※緊急停止用に係員が乗車
・あらかじめプログラムされたルートを、GPSや慣性計測装置、事前に取得した点群データにより自車の位置を特定し、LIDAR(光を用いたレーダー)により障害物を検知しながら走行。
・プログラムされたルートから外れた場合、又は障害物を検知した場合は走行停止。※障害物等の回避は不可
| 項目 | 無人走行 | 有人走行 |
|---|---|---|
| (1)道路・交通 | ○厳しい道路状況を再現し、自動運転に必要となる道路の管理水準を検証 ・路面上の落下物や水たまり ・駐車車両や繁茂した雑草に見立てた障害物 ○「道の駅」内に歩行者との混在空間を再現し、乗降の運用方法を検証 |
○走行ルート内の路面の段差や匂配における走行性を検証 |
| (2)地域環境 | ○雨によるLIDARの検知能力の低下の程度を検証(GPS、携 帯電話網の電波受信環境は良好) | |
| (3)コスト | ○車両の維持管理コスト ○専用空間化のためのコスト |
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| (4)社会受容性 | ○実験参加者等へのアンケートにより検証 ・自動運転技術への信頼性 ・自動運転車の乗り心地 |
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| (5)地域への効果 |
○道の駅からの配送実験 |
○高齢者の外出を促す実験 |
道の駅「にしかた」の概要
<「道の駅」の概要>
○設置者:栃木市
○供用:平成21年11月
○全体面積:約20000平方メートル
○利用状況:年間売上高 約3億4千万円 年間利用者 約38万人
○特徴:地元農作物を活用したオリジナル商品を販売
「道の駅にしかた」を拠点とした自動運転サービス地域実験協議会 事務局
代表事務局:関東地方整備局宇都宮国道事務所(TEL:028-638-2181 担当:井上、松川)