国土交通省 関東地方整備局 霞ヶ浦河川事務所
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自然百科事典

  • 動物プランクトン

    動物プランクトンには、枝角類(ミジンコ類)、ワムシ類、原生動物、甲殻類等が挙げられます。動物プランクトンのほとんどが植物プランクトンを餌として食べます。また、動物プランクトンは、魚の餌となります。

  • 底生生物

    霞ヶ浦の底生動物は、淡水性、汽水性の種類がみられ、湖の場所により生息する生物の種類が異なっています。一般 的には、沖部に比べ、湖岸底で生息している生物のほうが豊富です。ユスリカの種類や貧毛類は、湖のほぼ全域に分布し、生息数もかなりの数になります。これらの生物は、酸素欠乏に体して強い耐性があり、有機物を大量 に含む泥質底...

  • 魚類

    霞ヶ浦は、淡水魚、汽水魚、海魚と多彩な分布が見られ、その種類も他の湖沼と比べ、きわめて多数です。霞ヶ浦に海魚がいるのは、霞ヶ浦の成り立ちと関係しています。かつて海の入り江であった霞ヶ浦は、その入り口が河川の運ぶ土砂で埋め立てられ、海と分離されました。そのときに閉じこめられた海魚のうちいくつかの種類が水域の環境に順応して...

  • 鳥類

    霞ヶ浦では、28科94種の鳥類が観測されています。特徴としては、冬季の水鳥の豊富さと、ヨシ原における豊かな鳥類相が挙げられます。妙岐の鼻地区(桜川村)のヨシ原では、貴重種のコジュリンやオオセッカの繁殖も確認されています。2年に一度くらいの割合でオオハクチョウも飛来します。

  • 植物プランクトン

    植物プランクトンは、水中から二酸化炭素や窒素・リンを吸収し、光合成を行って増殖します。これらプランクトンは、水中を漂って生活しますが、ガス泡をつくるなどして、体を浮かす工夫をしているものもあります。種類としては、ラン藻類、ケイ藻類、緑藻類等が挙げられますが、動物プランクトンにとって利用価値が高いのが、ケイ藻類です。一方...

  • 水生植物

    水生植物には、葉や茎を水上にだす抽水植物、葉を水に浮かべている浮葉植物、水底の土に根をはらずに水面 に浮かんでいる浮漂植物等があります。そのなかでも抽水植物は、水質の浄化に役立つとともに、魚類や鳥類の繁殖・生育の場にもなります。現在では、これらの生物も、水質汚濁の影響をうけ、数がへっています。

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