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千葉古街道歴史散歩
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  御成街道は1613年12月、徳川家康が東金へ鷹狩りに出かけるために作られた。
家康に命令を受けた老中佐倉藩主土井利勝は船橋〜東金間約37キロに及ぶ沿線の村々97ヶ所の明主を召集、村ごとに工事区分を分担させ、農民を動員し、昼夜兼行で造ったところから別名「一夜街道」「提灯街道」、また家康の名をとって「権現道」とも呼ばれている。
下総台地の分水嶺を西南にほぼ直線につづく御成街道は道幅3間(約5.5m)、両側には松が植えらえ、小川には橋を架け谷間には土手を造り、船橋市本町4丁目、千葉市御殿町、東金市県立東金高校敷地の3ヶ所に宿泊所が建造された。
御成街道のように真っ直ぐに造られた街道はとてもめずらしく北海道の一部を除いて他にない。
現在の御成街道は造成や開発などで一部寸断されているところや、立派に舗装された箇所も多くあるが、街道の道筋がほぼ当時のまま残り、鷹狩りに向かう家康の面影を思いながら探訪すると楽しい。

・御成…将軍などがお出かけになること
・鷹狩り…鷹を放って獲物を獲る
・宿場…宿駅、宿とも呼ばれ、旅行者のための休憩や宿泊施設、
・人馬の輸送機関のある集落で街道の拠点となったところ