一般国道1号の川崎市域の沿道環境整備事業の実施方針について
1.概要
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川崎市内における一般国道1号は、市内の南北方向の交通を担う重要な幹線道路の
一つです.また、広域的な視点からみれぱ、東京都と神奈川県を結ぶネットワークの
基幹となる第二京浜国道として位置づけされています。 さらに大規模な震災等が発生した場合には、重要な防災空間として役立ちます。 現在、国道1号の幅員は約23mとなっていますが、重要な道路にもかかわらず、十分な幅員になっていません。その結果 、渋滞を引き起こしたり、歩行者の通行に危険な状態となることもあります。また、緑地帯もないことから環境面 ・景観面においても望ましい状態であるとはいえません。 将来の道路の理想像や、より良い沿道環境の創造を考えると、道路と沿道が一体となった、ゆとりあるみちづくりが必要です。 このような状況をふまえ、沿道地域における環境の向上や、安心、安全でゆとりある「みち」づくりについて、地元の方たちの意向をお聞きしながら進めていきます。 |
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起終点名 | 自)川崎市 幸区 小向仲野町(かわさきし さいわいく こむかいなかのちょう) |
至)川崎市 幸区 柳町(かわさきし さいわいく やなぎちょう) | |
道路種別 | 第4種 第1級 |
延長 | L=2.8Km |
現況交通量 | 54,686台/日(H9交通センサス:小向仲野町) |
2.沿道環境整備内容
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道路と沿道が一体となった、ゆとりある「みち」づくりを推進するためには、道路内のみでは十分な環境対策の実施が困難な状況になっています。今回の事業では、関東地建で初めての試みとして、沿道地域を含め「ゆとり空間」に位 置づけ、整備を進めていきます。 | |
1.ゆとり空間の整備 | 歩道・緑地帯等併せて車道端から10M程度の空間を整備します。 |
2.歩行環境の改善 | 歩道(現在幅2M)がより広く、利用しやすくなります。 |
3.騒音対策 | 低騒音舗装、低層遮音壁、緑地帯等を整備します。 |
4.大気汚染対策 | 緑地帯の整備により排気ガスの影響を低減させます。 |
5.交差点の改良 | 混雑の原因となる交差点に右折レーンを整備し、交通の流れをスムーズにします。 |
3.今後の進め方
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事業の整備方針について、平成12年4月より地元住民に事業説明会を順次実施していく予定です。 ゆとり空間の整備については今後地元にアンケート調査等を実施し、意向を可能な限り反映させた上で具体的な整備を実施していきます。 |