かわづくり
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わたらせ川を知ろう
水の利用の状況
水の利用ってなんだろう
水の利用とは、水を生活に役立てようとすることをいいます。
渡良瀬川の流域の人々は、昔から川の水を利用して生活していました。それは現代の私たちにとっても同じです。
渡良瀬川の水は、農業用水、水道水、工業用水、水力発電に利用されています。草木ダム、桐生川ダム、松田川ダム、 庚申 ( こうしん ) ダム、黒坂石ダムなどは、それらのいろいろな利用目的があります。農業用水
渡良瀬川の水は古くから農業用水として利用されてきました。今でも、25ヶ所で渡良瀬川やそのほかの川から水をとり、みんなの家のまわりにもある農業用水路をとおって、田んぼに水をひいています。
水道水
みんなが毎日使っている水道の水は、もともと川の水です。草木ダムや桐生川ダム、松田川ダム、渡良瀬遊水地などの15ヶ所から送られています。その中で一番多いのは、草木ダムです。
工業用水
工業用水は、工場の中のいろいろな 施設 ( しせつ ) に使われる水です。
栃木県日光市足尾町の3つの工場と群馬県みどり市大間々町の1つの工場の合計4ヶ所で使われています。水力発電
水力発電は、水の力を利用してみんなが使っている電気をおこすものです。発電のための水の利用は、足尾発電所をはじめ、草木ダム、高津戸ダム、桐生川ダムなどの7ヶ所で行われています。
《水を大切につかいましょう》
みなさんが毎日なにげなく使っている水。
1日にどのくらいの量を使っているか、わかりますか?なんと、1人あたり約324リットル。
しかも、この量は20年前と比べて約1.5倍も増えているのです。
長い間、雨がふらない日がつづいたりすれば、水はなくなってしまいます。プールやまつりなどが中止になった年もあります。
歯をみがく時やシャワーを使う時など、水を大切に使うよう、こころがけましょう。